建設現場での熱中症のリスクについて、建設業を目指す専門学生らが学びました。
(ハタ コンサルタント 浦野悠講師)
「暑い時に急に外に出ると、体が慣れていないので すぐバテる」
訪れたのは、名古屋市内の「東海工業専門学校」。
7月9日、熱中症の怖さについて1級建築・土木施工管理技士を招いて特別授業が行われました。
職場の熱中症死傷者は年々増加
厚生労働省が集計した「職場における熱中症による死傷者数の推移」によると、2021年からは徐々に増え続け、2025年は全国で1800人あまり。
(浦野講師)
「製造業と建設業の主に2つの業種で、熱中症の死傷者数が多い」
また、2021年~25年までに「職場で熱中症で死亡した人」は合わせて131人で、このうち建設業は約50人で最も多く、次いで警備業・製造業となっています。
レインウェアを着用し3分間スクワット… 建設現場の暑さを体感
特別授業では、空調のきいた教室でレインウェアを着用し3分間のスクワットも行われました。建設現場の暑さを体感することが目的です。そのほか、ファン付きのウェアや冷感ミストの効果を学んだ学生たちは…
(参加した学生)
「実際に現場に出たら、もっと大変なんだろうなと…」
(参加した学生)
Q.スクワットはどうだった?
「思っていたよりもきつくて、今も立っているのが精一杯」
本格的な夏を前に… 暑さに体を慣らす「暑熱順化」を
名古屋市では、6月は気温30℃以上の真夏日が2025年より半減、35℃以上の猛暑日はゼロでした。このため、7月は暑熱順化ができておらず、暑さに体が慣れていない人が多いと思われると話す浦野講師。
自身も建設現場で約10年働く中で、重機の運転席で熱中症になったことがあると話します。
(浦野講師)
「(重機の中で)経験したのは、手と足のしびれ。重機の中は窓を閉めるから、めちゃくちゃ暑い」
これから危険な暑さが増える時期。学生たちは8月から、建設現場などで企業実習がスタートします。
(浦野講師)
「体が(暑さに)慣れるのには、2週間くらいかかる。必要とされている。夏が来る前に2週間くらい運動する習慣をつけることで、熱中症になるリスクが下がる」

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