近年増えている高齢者ドライバーの自動車事故。「私は安全運転のつもり」と高齢男性が発言する一方で、「主人には『もう乗らないで』と言っている」と答える女性が――。この動画は、オリックス自動車の「あんしん運転見守りサービス Ever Drive」を紹介したもの。

Ever Driveとは、クルマを通して普段の生活を把握しながら離れて暮らす親を、負担なく見守ることが出来るサービスのこと。これは“テレマティクス”と呼ばれるサービスで、自動車に車載情報端末を設置し、カー・ナビゲーションと携帯電話を連動させることで、リアルタイムにさまざまな情報のやりとりができる。
高齢ドライバーの運転を見える化 “あんしん運転見守りサービス”とは

クルマに専用デバイスを装着すると、クルマの挙動(急ブレーキ・急加速・速度超過・長時間運転)をデータで取得。一定以上の閾値を超えた運転をすると、指定したメールアドレスにその発生をお知らせする。データは記録、蓄積され、パソコンやスマホで確認することが可能となるのだ。
高齢ドライバーの運転を見える化 “あんしん運転見守りサービス”とは
クルマの挙動(急ブレーキ・急加速・速度超過・長時間運転)をデータ化

利用者の声は?


高齢ドライバーの運転を見える化 “あんしん運転見守りサービス”とは

実際に「あんしん運転見守りサービス Ever Drive」を利用しているドライバーと、そのご家族の声を一部紹介しよう(Ever Drive 「ご利用者の声」より)。

Ever Driveを契約して一番よかったのは娘が喜んでくれたことです。私自身にとっては、引き続き車のある生活を続けられることでしょうか。実は、私は長年ペーパードライバーでした。運転するようになったのは50代になってからで、その頃すでに娘は独立していました。つまり娘は私の運転の様子を近くで見てきたわけではありません。なので、このEver Driveの「運転の見える化」は、私たち親子にとても都合の良いサービスでした。(80代・男性)

実際にEver Driveを利用してみると、父の運転が想像以上に慎重で安全運転であることがサービス画面やデータで分かりました。頻度は少ないですが、急ブレーキのお知らせメールがきたときは、その日のうちに電話して父に状況を確認するようにしています。家族が見ているという意識からか、父の運転は前より一層、安全運転になったようです。今は母を始めとして家族全員が安心しています。(利用者:50代・男性、運転者:80代・男性)

毎日の運転状況が画面で分かるので、母が車に乗って元気に出かけていることが分かると安心します。ただ、ちょっと運転が荒いようなので、今度帰省したときに、やんわりと話してみようと思っています。元気なうちからこういう形で運転状況を数字で見ていけば、数字が変化したときに気づけると思います。離れて暮らしているうちは、つまり母が元気なうちは、Ever Driveのようなサービスでひっそりと見守るのがちょうどよいと思います。(利用者:40代・女性、運転者:70代・女性)

このように、“運転を見守られている”と意識することで、ドライバーの運転はいつもより慎重かつ丁寧になり、漫然運転も減るため、事故リスクが下がるという。データは記録され、蓄積されるため、運転のクセや特徴が分かるほか、運転の変化にもいち早く気づくことができるのだ。

提供:オリックス自動車