■當山みれい／New Single『君のとなり』インタビュー（3/4）
――インタビュー2より
「あ、チーク付けすぎたことがある！」ってハッと思い出して（笑）
――この曲を作りあげていくときに、いちばんこだわった部分は？
當山：こだわったというか、自分の中でいちばんの自信作は＜雑誌の通りにチークのせたら 照れてもなんとか隠されるかな＞っていう歌詞なんです。
――その理由は？
當山：私の実話だから（笑）。実話なんですけど、結構前の話だったから全然忘れていて。2番の歌詞はどうしようかな？って考えたときに「やっぱり男の人に合わせていく感じがいいな」と思って。そう考えると1番がフレアスカートだから、次はメイクだなと。そのときに「あ、チーク付けすぎたことがある！」ってハッと思い出して（笑）。
――自分の反省から生まれた歌詞なんですね（笑）。
當山：ちゃんと顔が真っ赤にならないように塗ろうとしたら失敗して、もう一回イチからやり直したことがあって。そういうこととか、そういうときの気持ちは絶対、中高生くらいの女の子に伝わると思って入れたんです。
――3曲目の「NOT ME」は、USヒップホップのトレンドを押さえたクールなナンバーですね。
當山：「君のとなり」もJ-POPな感じだし、「MAGIC」もポップだから、語弊があるかもしれないけど、かなり白い感じになってるなと。それで、もうちょっとカッコいいことをしたいなと思って作ったんです。歌詞は男にすごい振り回されてる女の子が覚悟を決めて別れきるっていう話です。みんなにも自分の意志を曲げない強い女性になってほしいなと思って書きました。
――歌詞には＜サカって＞とか＜fuck you＞なんて言葉も出てきて“らしいな”と思いました。
當山：口が汚いんですよ、私（笑）。ピー音なしのラップばっか聴いてたんで。
――でも、それって、「君のとなり」の歌詞にも出てくる＜誤魔化さずに歌うよ＞という姿勢の表れってことですよね。
當山：そうです。セーブしないで書こうと。
――歌詞に出てくる男は浮気性だけど、浮気は許せないタイプですか？
當山：絶対許せない。もう絶対許せないです。
――2回言いましたね（笑）。中には「浮気をするならバレないようにして」っていう女性もいたりしますけど。
當山：歌詞にも書いたけど、電話が鳴ったらわざわざ部屋を出て応答して、あとで「ゴメン」って。それ、隠す気もないじゃないですか。そういうの腹立ちますよね。ナメてるでしょ？って思うから。
――わざわざ場所を変えてる時点でバレてるぞと。
當山：そう。この曲を作っているときに、トラックを聴きながら、そういう男が出てくる本を読んでたんです。その男は3日1回くらい、気分次第で主人公の女の子を呼び出すんですよ。その日も深夜に急に呼び出されて、ひょいひょい出掛けるんですけど、「やっぱり今日は帰って」っていきなり追い出されて、深夜1時にタクシーを呼ぶお金もないから、とぼとぼ1時間歩いて自宅に帰るっていう。それでもその男を諦めたくない、みたいな話だったんです。それを読んだときに、この女性がちゃんと自分から「別れよう」って言えるような曲を作りたいなと思って書き始めたんです。
――みれいちゃんくらいの年齢だと、まだ恋愛経験も少ないだろうし、そういう子は周りに多いんじゃない？
當山：いますね。高校生からしてみたら、奢ってもらえるだけですごい経済力を持ってるように思えちゃうし、それで付いていっちゃうんだと思う。で、「さよなら」したくても付いていって、結果振り回されて、みたいな。それで傷ついたり苦しくなるのは自分だと思うから。そうなる前にこの曲を聴いてほしいなって。これはそういう女の子への注意ソングでもあるんですよね。
――インタビュー4へ
≪リリース情報≫
New Single
『君のとなり』
2016.11.23リリース
【初回生産限定盤】CD＋DVD
SRCL-9198～99 / ￥1,574（税抜）
【通常盤】CD
SRCL-9200 / ￥1,111（税抜）
［収録曲］
1. 君のとなり
2. MAGIC
3. NOT ME
＜DVD＞ ※初回生産限定盤のみ収録
『君のとなり』Music Video
≪ライブ情報≫
【SWEET BOMB】
2016年11月28日（月）渋谷STAR LOUNGE
【シュリルブン☆NIGHT meets FRRA FRRA Saturday クリスマススペシャル】
2016年12月24日（土）神戸 KINGSX
【SacAnime Winter 2017】
2017年1月6日～8日 アメリカ・Sacramento Convention Center
當山みれい オフィシャルサイト
當山みれい 掲載記事一覧
エキサイトミュージック インタビュー掲載記事一覧
excite music official Twitter
excite music official Facebook
excite music official YouTube channel
編集部おすすめ
