
LIFriends/7月25日にシングル『サマータイムロック』をリリース
昨年5月、リリースイベントに出かけた事故によるケガをしたVo.SHUNKUNが活動を休止していたLIFriendsが12月16日のマイナビ赤坂BLITZで完全復活。1年3ヵ月ぶりに7枚目のシングル『サマータイムロック』をリリースする。
(取材・文/前原雅子)
SHUNKUNが復活する、帰ってきたぞっていう意味でもある1枚
──昨年は大変でしたね。
FUNKY:俺ら4人は1ヵ月のリハビリで歩けるようになったので、6月くらいから4人でライブを再開させたんですけど。SHUNKUNはひどい骨折だったので。
SHUNKUN:退院まで2ヵ月半、12月中旬の復活ライブまで9ヵ月も休むことになっちゃって。
──4人でライブをやっていたとき、ボーカルはどうしていたんですか。
MAKOTO:FUNKYと僕とでやってました。
FUNKY:なのでライブの演出も全部変えて。それにしても、あんなにライブが怖かったことはないですね(笑)。
──すると今回収録されている曲は、いつ曲作りを?
SHUNKUN:曲作りはリハビリしながらやっていて。そういう意味では全然やり続けてたし、新曲もかなり作ってたんですね。ただ「サマータイムロック」は「俺たちのララバイ」の直後には出来ていて、2017年の夏はこれでいこう!ってなっていたんですよ。
FUNKY:レコーディングも終わってましたし。でもそうはいかなくなって、今回ミックスをし直して1年越しのリリースになったという。
──時間とともに気持ちのモードが変わることもあると思うのですが、1年経っても「この曲でいこう」と思えるほど、思い入れの強い楽曲だったんですね。
FUNKY:出したかった曲だったので。SHUNKUNが復活する、帰ってきたぞっていう1枚になるという意味でも、外せない曲でしたね。
SHUNKUN:「俺たちのララバイ」に続いて、この曲もシライシ(紗トリ)さんにお手伝いしていただいてるんですけど。リフレンズらしさ+シライシ節というか、シライシさんから見たLIFriendsというものをアドバイスしていただきながら作ったので。自分たちのなかでも、すごく納得のいく出来になった曲なんですよね。

──曲や歌詞は1年前に録ったままですか。
FUNKY:ほぼ録ったままです。でもミックスにはすごく時間をかけました。5、6回はミックスしたんじゃないかな。ミックスし直しても、なんか納得がいかなくて、また話し合ってやり直して。
──それだけハッキリと音のイメージがあったということですよね?
FUNKY:ありましたね。当初はもっとポップス寄りというか、シンセとかがガツガツ出てるキラキラしたダンスチューンな感じだったんですけど。最終的にはシンセの音もグッと下げてバンドサウンドをメインに出していこう、ということでメンバーの意見が一致したので。そういう音になりました。
MAKOTO:メロディと歌詞が同じでも、音像が違うとかなり印象が変わりますよね。
HAYATO:前はもっとポップな感じだったんですけど。今はバンドサウンドが全面に出た音が、俺らのモードというか。
──そもそもこの曲は、どんなところから作っていった曲ですか。
FUNKY:LIFriendsの代表曲と言われ続けてる「サマラブイリュージョン」(デビューシングルC/W曲)っていうのがあるんですけど。その印象を塗り替えるような、夏のアッパーチューンが欲しいねっていうところから始まって。あとデビュー前のLIFriendsはパンクバンドっぽいところもあったので、そこに気持ちを戻して、そっちの感じで書いてみたいっていうのもあり。そんなことをシライシさんと話しながら、俺らの発想にはないBメロとかアレンジのアドバイスをいただいて、当時の気持ちに戻ったような感覚で書いていきましたね。
──「初期の感じで」と思ったのには、何か理由でも?
FUNKY:やっぱり単純にそっちの感じが好きなので。それに「俺たちのララバイ」くらいから、改めてバンドサウンドを意識したくなったというか。そうなるとテンポは8ビート系でってことになって。かつてのLIFriendsに戻るイメージになった、みたいな感じですかね。
──歌詞のテーマに関しても何かイメージが?
SHUNKUN:まあそもそもイケイケになりたいタイプの僕たちなんで(笑)。で、今回はなんとしても夏のワクワクを伝えたくて、それを新しい恋を始めたワクワクに絡めて伝えてみたっていう。今までは「告白しました~、ダメでした~、でもわっしょい!」みたいな曲が多かったんですけど、今回はあえて曲のなかで決着はつけないで、そこは聴いてくれる人に任せる感じにしてみたんです。

──でもパンクバンドっぽいところがあった、というのにも思わず納得のカッコいいロックですね。歪んだギターのリフもカッコいいし。
MAKOTO:リフを印象づけて、SHUNKUNのシャウトでイントロがドカーンといくっていう。意外と今まではギターリフみたいなのが少なかったんですけど。
FUNKY:それも「俺たちのララバイ」くらいから増えてきたかもしれないです。ポップに浸かっていたLIFriendsを、シライシさんがもう一回ロックに引きずり込んでくれた、みたいな。
SHUNKUN:やっぱりシライシさんの影響は大きいですね。俺たちにとっての新しい引き出しを、ちゃんと授けてくれたというか。
HAYATO:あまり意識しなかった自分たちの良さみたいなことに気づかせてくれたとこもありますし。
SHUNKUN:今月でメジャーデビューして5年なんですけど、今回、また自分たちの根本にあるものを見つめ直せたような気がするんですよ。で、それをもう一回ちゃんと消化することができたかなって。
──カップリング曲の「大切」もビートロック系のバンドサウンドが全面に出ている曲ですね。
MAKOTO:今年の5月に新曲だけやるワンマンライブをやったんですけど。そこで初披露した曲ですね。
FUNKY:これもほんっとに昔やってた音楽みたいというか。「サマータイムロック」以上に前の俺たちっぽい曲かもしれない。この曲はもう単純にやっていて楽しいんですよね。
SHUNKUN:「大切」は曲調も歌詞もストレートに書こうと思ったんです。俺たち車移動が基本なので、ラジオをめっちゃ聞くんですけど、今はネットが普及してテレビ離れやラジオ離れが進んでいるじゃないですか。でもラジオから楽しい音楽が流れてくる、そういうことってなくなってほしくないんですよね。かたやCD自体もだんだんいらないものになってきていて。
◆【視聴】“NACK5×LIFriends”「大切」コラボ Music Video
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