夫・船越英一郎(57)との“離婚騒動”で世間を騒がせてきた、松居一代(60)。元おしどり夫婦による泥沼の愛憎劇が一気にヒートアップしたのは、今年7月。
「9月4日に離婚調停が始まってから、松居さんの勢いはすっかり鳴りをひそめています。松居さんは船越さんサイドから名誉毀損で刑事告訴される可能性も出てきたので、冷静にならざるを得ないのでしょう」(前出・芸能関係者)
9月下旬、本誌は都内にある彼女の自宅を訪れた。夕暮れどき、すっぴんにグレーのワンピース姿でママチャリに乗った松居が自宅から出てきた。どこかへ出かけようとする彼女に、記者が声をかけた。
――松居さん、お元気でしたか?
「今日はまた、どんな御用?」
これまで何度も取材してきた顔見知りの記者に、松居は笑顔で対応してくれた。
――ブログに船越さんが登場しなくなりましたね。
「正直、私も疲れちゃったの。でも言いたいことを言って、やっと落ち着きました」
以前の激しさが嘘のように穏やかな表情を見せた、松居。しかし、船越の発言が載った前日発売のスポーツ紙を手渡すと、彼女の表情は一変した――。
「あの人は、昔っから全部嘘ばっかりよ!」
――記事には“悪いことが起きても僕は全部に感謝です”と書かれていますね。
「馬鹿みたい。禅問答じゃあるまいしねぇ」
最後に、16年間連れ添ってきた夫に対して本当に未練がないのか聞いてみた。
「冗談じゃありませんよ。元のさやなんて、絶対ありませんからね。私も還暦ですから、これからは穏やかに生きていきます。何事もなく平和にね」
松居はこう言い残し、自転車に乗って去って行った。女心と秋の空。終戦宣言した彼女がふたたび牙をむく日が来ないといいが――。