一人暮らしやワンルームのお部屋に付きものの悩みと言えば、限られたスペースをどう使うかということ。部屋の広さに合わず、欲しい家具をあきらめた経験がある人もいるのではないでしょうか。
ベッドのレイアウトで印象が大きく変わる
面積が大きいベッドは、ワンルームのインテリアの印象を大きく左右します。ベッドのレイアウトで、お部屋を広く感じるか狭く感じるか変わってしまうもの。限られたスペースを有効に使うためにも参考にしておきたい、ベッド周りのレイアウト実例をご紹介します。
■限られた空間を広く見せるには
大きな窓と並行にベッドを並べている、開放感いっぱいのレイアウト実例です。壁とベッドの間や部屋の中央に空間を作るようにすると、限られたスペースを広く使えます。シンプルなデザインのテレビ台やダイニングテーブルも、部屋をさらに広くスッキリと見せてくれていますね。
■窓や壁との位置関係が大切

窓と垂直にベッドをレイアウトするなら、部屋の壁にぴったりとくっつけるようにすると、空間を広く使えます。ソファとテーブルを部屋の角に斜めに並べることによって、さらに広々とした印象に。グレーの丸いラグやネイビーのベッドカバーで、リラックスムードも満点です。
■座椅子でゆったりリラックス空間

ラグやベッドカバーと同系色の座椅子をベッド周りにレイアウトすれば、空間を広々と使える上に、ゆったりとしたリラックス感を演出することができます。家具や他のインテリア小物もホワイトでまとめれば、さらにスッキリ。清潔感あふれるホワイトインテリアが完成します。
勉強や仕事がはかどるデスク周りを作るには
ワンルームの場合、勉強や仕事と食事をひとつのテーブルで済ませてしまいがちですが、レイアウトを工夫すれば、スッキリとしたデスク周りを作ることができます。サイドテーブルや棚、ソファなど他のアイテムとうまく組み合わせて、作業がはかどる理想的なデスク周りを目指しましょう。
■天板付きテーブルでスッキリデスク周り

引き出し可能な天板付きテーブルなら、普段はコンパクトにまとめることができ、スペースを有効に使えます。チェストをレイアウトすると、デスクでの作業や勉強も、効率よく進めることができそうですね。
■壁に付けられる家具を有効活用

本や書類、DVDなどデスク周りには、収納スペースを必要とするアイテムがいっぱい。ワンルームのデスク周りに使うなら、壁に付けられる家具がおすすめ。壁を収納スペースとして大いに活用できます。コーヒーテーブルも壁に取り付ければ、ボリュームのあるソファもスッキリレイアウトできます。
■モルタルの床でさらに広々空間

モルタルの床と同系色のカーテンやベッドカバーが、デスク周りの空間を広く見せてくれています。また、一人がけソファが、ゆったりとしたくつろぎのひとときを与えてくれることでしょう。椅子とおそろいのデザインのコンパクトサイズのデスクも大正解ですね。
ワンルームで快適なリビングを演出するには
ワンルームでもパーティションやシェルフなどを活用して、リビングという独立した空間を作ることができます。くつろぎのひとときを過ごせる快適空間を、ぜひ確保したいですね。壁面収納や見せる収納で工夫をすれば、限られたスペースも最大限に使うことができます。
■リビングにはローテーブルがおすすめ

シンプルなデザインのローテーブルをひとつレイアウトすれば、食事やさまざまな作業もすべてリビングで済ませることができます。本棚やテレビ台と向かい合うようにレイアウトすれば、日常の行動がすべてスムーズに済ませられそうです。椅子をレイアウトする必要がない分、スペースを有効に使えます。
■スタッキングシェルフで空間を広く見せる

背の高いシェルフなどは横にしてレイアウトした方が、空間を広く感じることができます。背面のないスタッキングシェルフなら、さらに開放的な雰囲気に。ひとつの棚にはあまり物を詰め込まず、ひとつずつレイアウトしているのも、ぜひ参考にしたいポイントです。
■本棚もクローゼットも壁面に

たくさんのアイテムを飾ることができる棚は、ひとつ持っておくと重宝します。背の高い収納棚を本棚にして、ハンガーラックと並べてレイアウトすれば、壁面を収納スペースとして有効に活用することができます。良く使うアイテムのみハンガーラックに並べておくと、朝の準備の時短にもなりそうですね。
■有孔ボードでパーティションを収納棚に

キッチンとリビングをパーティションで区切るだけでも、ワンルームを広く見せることができます。有孔ボードなどを使って、パーティションを収納棚としても活用すれば、さらに空間を広く使うことができます。ミニ植物やオブジェを並べて見せる収納にしているのも、ぜひ参考にしたいアイデアですね。
レイアウトを工夫すれば、ワンルームでもそれぞれの用途にあった、広々とした快適空間を作ることができます。これから一人暮らしや引越しを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
執筆:AYAKA