
韓国の大手芸能事務所・SMエンタテインメントに所属するアーティストが一同に会するSMTOWN LIVE。毎年恒例となったこのイベントが、今年は7月28日、29日、30日の3日間、京セラドーム大阪で行われた。
SMTOWN LIVEでは、普段は見られないアーティスト同士のコラボレーションが見られるのも特徴になっているのだが、今回そのトップバッターを務めたのは、HYOYEON(少女時代)とLUCAS(NCT)。フレッシュな組み合わせに客席からも歓声が上がる。こういったコラボレーションはその後も続き、SUNDAY(天上智喜 The Grace)とDOYOUNG(NCT)が「Still」をやわらかく優しくデュエットすれば、KANGTAとWENDY、SEULGI(Red Velvet)は「Doll」で美しいハーモニーを聴かせるといった具合。WENDYは、CHANYEOL(EXO)とも「Stay With Me」をデュエット。2人でドラマチックなバラードを歌い上げ、会場を魅了した。



さらに、いつもはグループの一員として活動しているメンバーのソロステージもたっぷり。AMBER(f(x))は「White Noise」をクールに歌い踊り、同じくf(x)のLUNAは「Free Somebody」でアグレッシブな中にも女性らしいラインを生かしたセクシーなダンスを披露。YESUNG(SUPER JUNIOR)は、リズミカルな「Let Me Kiss」と「Splash」で会場を盛り上げ、YOONA(少女時代)は、アコースティックな楽曲「When The Wind Blows」を
ピュアで清楚な雰囲気で歌う。
そして、9月21日から日本での初のソロツアーを行うTAEMIN(SHINee)は「MOVE」で自分の世界を作り上げ、日本で初めてとなるショーケースライブを終えたばかりのTAEYEON(少女時代)は、スケール感のある「I」とポジティブな歌詞が印象的な日本オリジナル曲「Stay」を歌唱。すでにソロ活動をしているアーティストも多いが、やはり単独でのパフォーマンスはグループとはまた異なる味わい。





そんな前半の最後を飾ったのはダンス・パフォーマンスのコーナー。SEULGI(Red Velvet)、IRENE(Red Velvet)、TEN(NCT)、LUNA(f(x))、TAEYONG(NCT)、SEHUN(EXO)、HYOYEON(少女時代)、EUNHYUK(SUPER JUNIOR)といったダンスの名手が次々と見応えあるステージを作り上げ観客の視線を釘付けにした。
NCT 127の「Chain」でスタートした後半は、グループごとのステージを中心に展開。Red Velvetが「Red Flavor」や「#Cookie Jar」でキュートな魅力を全開にさせたかと思えば、EXOは「Ko Ko Bop」を炎が吹き上がる中、パワフルにパフォーマンス。前半ですでにEXO-CBXは「Horololo」を歌っていたが、やはり全員揃うと迫力倍増。彼らの登場と共に、客席のボルテージは一気に上昇した。
続くBoAは、彼女らしいマニッシュなダンスやTAEMIN(SHINee)をフィーチャーした「Only One」で会場を沸かせ、8月1日に新曲「Sunny Side」がリリースされるSHINeeは、全ての楽曲を日本語バージョンでパフォーマンス。「Sherlock」や「Everybody」といったおなじみのナンバーで観客をヒートアップさせた。終盤のステージでは8月1日にリリースするシングルに収録されている「Good Evening(Japanese Ver.)」を披露するなど、会場を盛り上げた。




そして、さらに会場を熱くさせたのが、キラーチューン「SORRY SORRY」「BONAMANA」を繰り出したSUPER JUNIOR。このSMTOWNからRYEOWOOKも復帰し、本人はもちろん、メンバーもファンも嬉しそう。
さすがのステージを見せてくれたのは東方神起。「昨年のSMTOWNは、一人で寂しかったけど、今年は相棒もいます!」とYUNHOも言っていたのだが、やはり二人の存在感は抜群。その圧倒的なスター性で広いドームを一瞬で彼らの色に染め上げてしまったのだ。リリースされたばかりの新曲「Road」も披露された彼らのステージで、会場は完全に一体化。その一体感は、ライブを締めくくったSMTOWNのテーマソング「Hope」まで続いていた。


圧巻のスキルを持ったトップアーティスト同士の共演とここでしか見られないコラボレーションステージで観た者全てを虜にしてしまうSMTOWN LIVE。この最高に魅力的なライブは、これからも日本の夏を彩る定番のイベントになって行くに違いない。





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