婦人服メーカーのアルモワ(東京・渋谷区)が販売する「タイツ」に、女性たちがあっけにとられた。

一見するとごく普通のタイツだが、「1200」という数字が注目を浴びている。

「120の間違いでは?」

アルモアが展開する自社ブランド「Bobon21(ボボンニジュウイチ)」が2017年11月22日、公式ツイッターで新発売のタイツを紹介した。

ツイートでは、商品画像とともに「こんなタイツ見たことある?」と投げかけ、

「薄いタイツに見えるけど、実は★1200D★の超あったかいタイツ」

と「1200D」を強調している。

当該ツイートは12月1日時点で2万7000リツイートと大きな反響を呼び、

「1200ってさすがにおかしくないですか????120の間違いでは?」
「いよいよタイツも1200デニールの時代か」

と衝撃を受けた女性が少なくなかった。

ストッキング大手でも最大「450D」

男性読者には何がすごいのかおわかりだろうか。

D(デニール)とは、繊維の太さ(重さ)を表す単位だ。数字が大きくなればなるほど、生地が厚くなり透け感が減る。

大手靴下メーカー・アツギのブランドサイトによると、同社では30デニール未満を「ストッキング」、30デニール以上を「タイツ」と定義。冬の寒い時期には80デニール以上の厚手のタイツを推奨している。

アツギで取り扱うタイツの最大デニールは「450D」。同じく靴下・ストッキング大手の福助では、公式通販サイトを確認する限り「240D」が最大。いかに「1200D」が驚嘆に値するかがわかる。

さらに、あえて透け感をだすためタイツの裏面は肌色になっている。

着用しても薄いタイツに見えるよう工夫されている。

ブラックの1色のみ展開で、サイズはM~Lの1サイズ。価格は2200円(税別)。公式通販サイトで発売中だ(12月1日時点では売り切れ)。<J-CASTトレンド>