「まつげ美容液」とは?種類や効果的な使い方を徹底解説

「まつげ美容液」とは?種類や効果的な使い方を徹底解説

美しく整ったまつげは、目元の印象を決める重要なパーツです。

ハリやコシがなくてカールが決まりにくくなったり、長さやボリューム感に物足りなさを感じたりと、まつげに関するお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

ここではまつげの悩みに役立つ「まつげ美容液」に焦点をあて、効果・種類・使い方・選び方などを、徹底的に解説します。

まつげ美容液を使ったケアが特におすすめな人についての説明や、まつげ美容液に関するよくある疑問Q&A集も用意したので、まつげケアが気になっている方はぜひチェックしてみてくださいね。

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1.まつげ美容液とは

まつげ美容液とは、文字通り「まつげケア専用の美容液」のことを言います。

美容液というのは一般的に、訴求成分を多く配合したスキンケアアイテムのことです。

ただし、まつげ美容液の場合は「まつげ」と「地肌」それぞれにアプローチする設計になった製品が多く、スキンケア要素とヘア(まつげ)ケア要素が組み合わせられた、まさに「まつげ専用」のお手入れアイテムだといえるでしょう。

まつげという細かいパーツをケアするものなので、ジェル状やクリーム状のものや、液状なら粘性の高いものが多いです。

1-1.「まつげ育毛剤」との違い

まつげ美容液と混同されやすいものに、医薬品の「まつげ育毛剤(まつげ発毛剤)」があります。どちらもまつげをケアするアイテムなので同一視されやすいですが、まつげ美容液とまつげ育毛剤は別物です。

まつげ育毛剤とは、もともと緑内障の治療薬(目薬)に含まれる「ビマトプロスト」という成分にまつげの発毛・育毛効果があることが確認され、現在では「まつげ貧毛症」の治療薬として処方されているものです。

具体的な製品名としては、「ルミガン」「グラッシュビスタ」などが医薬品のまつげ育毛剤にあたります。

「まつげ美容液」として日本の国内で販売されている製品は、一般化粧品にあたるものです。化粧品は医薬品のように治療に用いるものではないため、人体への作用は緩やかです。

化粧品の「まつげ美容液」には、医薬品の「まつげ育毛剤」のように、まつげの発毛を促して増やしたり、本来のまつげよりも長く成長させたりといった効果はありません。

1-2.まつげ美容液の目的と効果

ここまで読んで、「まつげ美容液に育毛・発毛効果がないのなら、まつげ美容液を使う意味ってあるのかな?」と思われたかもしれません。

たしかに、本来の自分のまつげ以上にふさふさにボリュームアップしたり、まつげを長く伸ばしたりするような効果は、残念ながらまつげ美容液にはありません。

とはいえ、この「本来の自分のまつげ」をすこやかに保つというのは、意外とできていない人が多いのです。

頭髪に対しては、コンディショナーやトリートメント、ヘアミルクなどを使って栄養補給やコーティングを当たり前にしていても、まつげに対しては何もしていないという人は少なくないですよね。

まつげは本来、眼球を守るために生えているものですから、汗や皮脂、汚れなどを受け止めます。

それに加えて、マスカラやつけまつげ、まつエクなどの重みを支えたり、アイメイク時やクレンジング時に力がかかったりすることも多く、非常にダメージを受けやすいのです。

まつげ美容液を使う目的としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • まつげを保湿・コートしてダメージから守る
  • まつげのダメージを補修する
  • まつげのすこやかな成長をサポートする

地味な効果だと思われるでしょうか?

でも、まつげ美容液を塗ることでまつげにハリやツヤが与えられます。

また、ダメージの少ないまつげは、生え変わりで自然に抜け落ちる周期の前に切れたり抜けてしまったりすることがないため、結果として全体的なまつげのボリューム感や長さが増して目力アップにつながる人も多いんですよ!

2.まつげ美容液の種類

まつげ美容液はジェル状やクリーム状、とろみの強い液状など、まつげや地肌にしっかりとつけられる剤形の製品が多いです。

多くの製品は、容器のキャップ部分に美容液を塗るための専用アプリケーターが付属しており、アプリケーターの形状は大きく「マスカラタイプ」「チップタイプ」「筆タイプ」の3種類に分かれます。

このほか、直接指にとって使用する「チューブタイプ」のまつげ美容液も販売されています。

それぞれの特徴やメリット、どんな人におすすめかなどをご説明します。

2-1.マスカラタイプ

マスカラの先端部分のようなスクリューブラシが付属しているタイプのまつげ美容液です。

ブラシ部分の形状はストレートタイプや生え際に合わせてカーブがついたタイプなど、製品によっていろいろあります。

長さも小回りの利く短めタイプから一塗りでさっとケアしやすい長めタイプまでさまざまです。

マスカラと同様、まつげ一本一本を梳かすように塗れるのでムラになりにくく、根元から毛先までカバーするように塗ることができます。

マスカラタイプのアプリケーターを採用しているまつげ美容液は、根元のケアだけでなく今生えているまつげ全体を保護したりツヤを出したりといった意図を込めて設計されている製品が多いと考えられます。

日頃からマスカラを使ったメイクをよくする人は、似た感覚で使いやすいと感じるでしょう。

2-2.チップタイプ

マスカラタイプと似ていますが、先端部分がブラシ形状ではなくスポンジやシリコンでできたチップ形状になっています。

リップグロスのアプリケーターと似ていますが、こちらも長さやカーブ形状などは製品によってさまざまです。

マスカラタイプのようにまつげ一本一本につけるというよりは、美容液を全体的に行きわたらせるようなイメージで使用します。

スポンジなど液をたっぷりと含ませられる材質のものが多く、手軽にサッとケアできるのが魅力です。

まつげ美容液はマスカラとは異なりムラ付きやまぶたへの付着などの失敗をそこまで気にする必要がないので合理的と言えるでしょう。実際のところ、日本で販売されているまつげ美容液はチップタイプが主流となっています。

誰にでも使いやすいタイプですが、特にメイク初心者やなるべく手間や時間をかけずにまつげケアをしたい人におすすめのタイプです。

2-3.筆タイプ

アプリケーターの先端が細筆になっているタイプです。リキッドタイプのアイライナーと似た形状と言えます。

まつげをケアするにあたっては、まつげの成長に関わる根元部分の保護が特に重要なのですが、筆タイプなら根元にしっかりと美容液を塗ることができます。

筆タイプのアプリケーターを採用しているまつげ美容液は、まつげの成長サポートを特に重視した設計の製品だと考えられます。

まつげの保護や成長サポートに効果を期待できる一方で、ブラシタイプやチップタイプと比べるとお手入れに手間や時間がかかりやすいです。

また、まぶたが一重や奥二重の方は、筆タイプだと使いづらく感じるかもしれません。筆タイプのまつげ美容液は、手間がかかっても丁寧にじっくりとケアしたい方におすすめです。

日頃からリキッドアイライナーを使い慣れている方は、似た感覚で使いやすいと思います。

2-4.チューブタイプ

上で紹介してきた3つのタイプとは異なり、アプリケーターを使用せずチューブから取り出して指先でなじませてつけるタイプのまつげ美容液です。

指先で適量をまつげの根元やまぶたになじませるだけなので、難しいテクニックは不要です。

きれいに手を洗ってから使用することを習慣にすれば、アプリケーター付きのタイプと比較して衛生面のリスクを抑えやすいのもメリットでしょう。

このタイプの容器を採用しているまつげ美容液は、まぶたも含めた総合的な目元ケア美容液という意図で設計されている製品が多いと考えられます。

ただし、まぶたや目のまわりの皮膚はとても薄くデリケートなので、使用する際にはこすったり強く押したりすることのないよう、力加減に気をつける必要があります。

3.まつげ美容液はこんな人におすすめ!

スキンケアやヘアケアは毎日の習慣になっていても、まつげのお手入れは特に何もしていないという方は少なくないかと思います。

お手入れが必要なパーツごとに専用アイテムを用意するとなると大変ですし、「まつげ美容液って使う必要あるのかな?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。

ここからは、まつげ美容液を使ったお手入れがおすすめな人についてご説明します。ご自身の日々のお手入れアイテムの一つとしてまつげ美容液を取り入れるべきかの参考にしてみてください。

3-1.まつげに自信がない人

「まつげの量が少なくてまばら」「ほかの人と比べるとまつげが短い気がする……」など、自分のまつげに自信が持てずにいる方は、まつげ美容液を使ってお手入れを習慣化するのがおすすめです。

もちろん、持って生まれたまつげの生え方や長さには個人差がありますが、まつげ美容液でしっかり保護して抜け毛や切れ毛を防ぐだけでも、まつげの長さやボリュームに差が出てくるものです。

特にもともとのまつげが細い人や量が少ない人ほど、洗顔やスキンケアなど日常生活でまつげにダメージを受けやすいです。

まつげ美容液を使ったお手入れを続けて、まつげをしっかり保護しつつ健康的でつややかなまつげを目指してていきましょう。

3-2.まつげの傷みが気になる人

「最近、まつげのハリやコシがなくなった気がする」「まつげが切れたり抜けたりする」など、まつげの傷みが気になっている方は、まつげ美容液でまつげの保護や補修を心がけましょう。

髪の毛がドライヤーの熱や紫外線、カラーリングなどによってダメージを受けて傷んでしまうのと同じように、まつげもアイメイクやクレンジング、摩擦などさまざまな原因で傷みが出てしまいます。また、加齢によってハリやコシが失われることもあります。

ダメージを受けて傷んだまつげは、さらにダメージを受けやすくなる悪循環に陥りやすいです。

まつげ美容液を使えば、まつげに必要なうるおいなどを与えつつ面をコートして保護するお手入れができます。まつげの傷みが気になっている方は、日々のお手入れアイテムにまつげ美容液をプラスすることをおすすめします。

3-3.まつげエクステをしている人

「アイメイクはまつげエクステ派!」という方も多いですよね。「まつエクにお金をかけているんだから、自まつげのケアにはお金をかけなくてもいいかな」と思われているかもしれません。

でも、まつエク派の方こそ、まつげ美容液を使用した自まつげのお手入れが大切です。

まつエクは自まつげにグルーでつけるものです。自まつげが傷んでいるとグルーのノリが悪くなったり、仕上がりが不ぞろいな印象になったりすることもあります。

仕上がりは問題なく見えたとしても、きれいな状態が長持ちしづらくなる場合が多いです。

まつエクをしているときは、エクステの重さも自まつげで支えることになるため、自まつげに負担がかかりやすいです。また、まつエクをオフする際にも、まつげや地肌に負担がかかります。

つまり、まつエクをしている人は人一倍自まつげを健康に保つ必要があるにもかかわらず、自まつげにダメージを受けやすいというわけです。

まつげ美容液で自まつげをしっかりとお手入れすることを心がけましょう。ただし製品によってはまつエクと併用できないものもあるので、まつエクにも使用可能と明記されている製品を選んでくださいね。

3-4.ビューラーを使っている人

アイメイク自まつげ派には、毎日のようにビューラーを使用しているという方も多いでしょう。
ビューラーなら自分で角度やカール具合を決められるし、まつエクやまつげパーマと比べてコスパの良い点も魅力です。

しかし、まつげや地肌への負担という点では、まつエクやまつげパーマと比べてもかなりダメージが大きい方法だと認識しておきたいところです。

ビューラーはまつげを直接挟んで力を加えるので、どうしてもまつげが傷みやすいです。また、マスカラはオフする際に摩擦が起こりやすいです。

一回一回のダメージは軽くても、頻度が高ければダメージが蓄積してしまいます。まつげが傷んでハリやコシがなくなると、ビューラーをかけても思うようにカールがつきにくくなり、仕上がりが不ぞろいになってしまいます。

日々のアイメイクでビューラーをよく使っているなら、まつげ美容液でまつげをケアするのも日々の習慣とすることをおすすめします。

4.まつげ美容液の使い方

まつげ美容液を使う頻度やタイミング、適量や正しい使い方は製品により異なるため、初めて使うときにはパッケージの説明書きなどに目を通すようにしましょう。

製品ごとに想定された使用方法を守って使うのが効果的です。

特に注意書きや使用方法などが記載されていない場合は、以下のような方法でお手入れするのがおすすめです。まつげ美容液を使用したまつげのお手入れ方法の手順を押さえておきましょう。

4-1.洗顔後の清潔なまぶたを軽くマッサージする

まつげ美容液は、まつげやまぶたに汚れやメイクがついていない状態で使用するのが効果的です。

つまり、洗顔後や入浴後がベストな使用タイミングと言えます。適切な使用頻度は製品により異なりますが、特に頻度の指定がない場合は朝晩1日2回の使用がおすすめです。

洗顔後、最初にまつげ美容液を使うのがおすすめですが、肌の乾燥が気になる場合は先に化粧水だけ使ってからまつげケアでも問題ないでしょう。

ただし、乳液やクリームを使った後だとまつげ美容液の成分が弾かれやすくなってしまうので、乳液など油分の多いスキンケアアイテムはまつげケアの後に使用するのがおすすめです。

まつげ美容液を使用する前に、指先でまぶたを軽くタッピングするようにマッサージすると血流がよくなって美容液の効果を感じやすくなりますよ。

ただし、目の周りの皮膚はデリケートなので、強い力を加えるのはNG!あくまでも優しく軽く、リズミカルにタッピングするようにしましょう。

4-2.生え際が見えるようにまぶたを持ち上げる

まつげ美容液をつける際、特に意識したいのがまつげの根元です。これから伸びてくる部分だからこそ、しっかりケアすることで丈夫で健康なまつげに育ちます。

でも、まぶたの形や厚みによっては、生え際部分がまぶたで隠れてまつげの根元をきちんとケアできないことがあります。

まつげ美容液を持っている手と反対の手で軽くまぶたを持ち上げて生え際が見えるようにして塗るのがおすすめです。

このとき、あまり強く力を入れるとまぶたがたるむ原因になるので要注意。軽く持ち上げることを意識しましょう。

4-3.上まつげは根元から毛先に向かって両面を丁寧に塗る

まつげ美容液のタイプにもよりますが、チップタイプやブラシタイプ、指でつけるチューブタイプなら、上まつげは面でとらえてつけるのがおすすめです。

上まつげの下面にアプリケーターを当てて、マスカラを塗るときのようにまつげの根元から毛先へ向けて、持ち上げるようにして美容液を塗っていきましょう。

アプリケーターと目の大きさや形状にもよりますが、一度に全体に塗るよりも目頭側と目尻側など部分ごとに少しずつ塗るとムラになりにくく、なじませやすいです。

下側の面から塗り終わったら、上まつげの上面にアプリケーターをあてて少し目を伏せるようにして上側からも美容液を塗りましょう。

まつげの一本一本にしっかりとまつげ美容液を行き渡らせることを意識してみてください。

4-4.下まつげは1本1本に丁寧に塗る

下まつげは上まつげと比べて生え方がまばらで本数も少なめです。

ちょっと塗りにくいですが、ブラシタイプやチップタイプなら縦に持って、1本1本丁寧に塗っていきましょう。

下まつげにマスカラを塗るときの要領です。

ちょっと塗りづらいですが、生えている本数が少なく、周辺のまつげによる保護が頼りない下まつげこそ、まつげ美容液で丁寧にケアすると変化が現れやすいです。

優しく丁寧にお手入れを続けていきましょう。

5.まつげ美容液を選ぶ時のポイント

今はいろいろなブランドやメーカーからまつげ美容液が発売されています。製品によって狙いや使用感、価格帯もさまざまで、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

自分に合うまつげ美容液を見つけるために、以下の2つのポイントに注目して選ぶことをおすすめします。

  1. 配合成分をチェックする
  2. 自分が使いやすい種類を選ぶ

5-1.配合成分をチェックする

まつげ美容液は、どの製品も「まつげをケアするための美容液」という目的で作られていますが、そのアプローチ方法や配合成分は製品ごとにかなり違いがあります。

ほとんどのまつげ美容液は、「まつげを保護する」「まつげの成長を促す」「まつげのダメージを補修する」などの効果が期待できる成分を配合しています。

ただし、これらの中で特にどの効果を重視した設計になっているかは、製品により変わってくるというわけです。

こうした狙いの違いは、各製品のキャッチコピーや広告などを確認すればある程度わかりますが、もう少し踏み込んでチェックするなら、全成分表示を確認してみると良いでしょう。

まつげや地肌にうるおいを与える成分

髪の毛が乾燥してパサつくように、まつげも乾燥するとハリやコシがなくなったり、切れ毛が起こりやすくなります。

一方、まつげの土台となる地肌の乾燥も、まつげに悪影響を及ぼす要因です。地肌が乾燥していると、まつげの成長サイクルが乱れたり、抜け毛が起こりやすくなったりします。

こうした問題を防ぐため、まつげ美容液にはまつげや地肌にうるおいを与えて持続させるための保湿成分が配合されていることが多いです。

まつげ美容液に配合されることが多い主な保湿成分として、たとえば以下のようなものが挙げられます。

  • グリセリン
  • コラーゲンペプチド
  • ヒアルロン酸
  • セラミド

地肌にアプローチする成分

上に挙げた保湿成分なども広い意味で地肌にアプローチする成分に当てはまりますが、ターンオーバーを整えるなどの方法で地肌にアプローチする製品もあります。

まつげ美容液に配合される成分としては、たとえば以下のような成分が当てはまると言えるでしょう。

  • フラーレン
  • ヒト幹細胞培養液

まつげのダメージを補修する成分

まつげが傷んだ状態を放置すると、よりダメージを受けやすくなり、切れ毛や抜け毛が起こりやすくなってしまいます。
結果として、まつげのボリュームや長さに影響が出てしまうことも多いです。このため、多くのまつげ美容液には、ダメージ補修成分が配合されています。

まつげ美容液に配合されるダメージ補修成分は、毛髪のダメージ補修などにも使われている成分が多いです。たとえば、以下のような成分はまつげのダメージ補修に役立つ成分です。

  • パンテノール
  • センブリエキス
  • プラセンタエキス
  • 加水分解ケラチン

まつげの表面をコートして保護する成分

まつげのダメージを補修するというより、ダメージの有無にかかわらず表面をコーティングする方法でまつげを保護する成分を配合しているまつげ美容液もあります。
まつげはコートされると、ハリやハリ・ツヤが与えられます。まつげ美容液に配合されるコート成分としては、たとえば以下のようなものが挙げられます。

  • カルボマー
  • キサンタンガム

肌が弱い方は防腐剤等にも注目を

まつげ美容液はデリケートな目のまわりに使うものなので、特に刺激の少ない処方となるよう配慮されて作られています。

一方で、まつげ美容液は使用したブラシやチップを容器の中に収納するタイプが多いです。雑菌の繁殖などが起こらないよう、微生物汚染対策についても厳しく規制されています。
防腐剤や抗菌作用のある成分は、人によっては刺激を感じるものも少なくありません。

肌が弱い方や化粧品で肌荒れなどを起こしやすい方は、刺激を感じやすい成分が配合されているのか、どのような抗菌対策が取られているのかなどについても事前にチェックしておきましょう。

5-2.自分が使いやすい種類を選ぶ

まつげの生え変わりの周期は個人差がありますが、3週間から100日程度と言われています。

まつげパーマやまつげエクステをしている人なら、体感として「だいたい1~2で不ぞろいになってしまう」など、自分のまつげの生え変わり周期をなんとなく理解しているかもしれませんね。

まつげ美容液には保湿やダメージ補修といった効果もあるので、使い始めて割と早い段階からある程度の効果を実感できることもありますが、目元の印象の変化などを実感できるようになるのは少なくとも生え変わりの1サイクルほどの期間、お手入れを継続してからということが多いでしょう。

つまり、まつげ美容液でのお手入れを始めたら、ある程度の期間は使い続けてみなければ本来の効果は実感しづらいと言えます。

だからこそ、まつげ美容液を選ぶときは、ストレスなく使い続けられるかどうかも重要なポイントとなります。

先述の通り、まつげ美容液には「マスカラタイプ」「チップタイプ」「筆タイプ」「チューブタイプ」といった種類があります。使い勝手は種類によってかなり変わってきますし、同じタイプでも製品によってブラシやチップの大きさや長さ、形や材質が異なります。

使いやすさの感じ方は人それぞれなので、自分にとって使いやすいものを選びたいところです。

日頃からマスカラを使い慣れている人なら、まつげ美容液もマスカラタイプが使いやすいでしょう。よく使っているマスカラとブラシの形や大きさが近いものなら、さらに使いやすく感じるはずです。

同様に、筆で描くタイプのリキッドアイライナーを使い慣れている人なら、筆タイプのまつげ美容液を同じ感覚で使えると思います。

一方で、チップタイプや指でつけるチューブタイプのまつげ美容液なら難しいテクニックは不要です。マスカラやリキッドアイライナーなどを使わない人でも、すぐに簡単に使いこなせます。お手入れはしたいけど、なるべく手軽にサッと済ませたいという忙しい方にもおすすめです。

「使いづらくてイマイチだな」「面倒で続かないな」などと感じたときは、まつげ美容液でのケアをあきらめるのではなく、別のタイプの製品を試してみると良いかもしれませんよ。

6.まつげ美容液のQ&A

ここからは、まつげ美容液についてよくある疑問にQ&A形式でお答えします。

Q.まつげ美容液って本当に効果があるの?

A.まつげをすこやかに保つ効果あり

まつげ美容液の効果は、外部からのダメージからまつげを保護するとともに、傷んだまつげを補修し、本来の健康的で丈夫な状態へと導くことです。

まつげ美容液を使ったお手入れを続けることで、まつげのハリやコシの向上、ツヤ感の向上といった効果が得られます。

また、まつげのダメージが原因で本来のまつげよりボリューム感が少なくなっていたり、切れ毛などで短くなっていたりする人の場合は、まつげ美容液を使い続けることで、自然とボリュームや長さが増してくる効果も期待できるでしょう。

ただし、医薬品の「まつげ育毛剤」のように、劇的にまつげが長く伸びたり、もともとまつげが生えていなかった部分から生えてきてボリュームアップしたりといった効果はありません。

まつげが生えていない部分があるなどのお悩みがある方は、美容クリニックなどで医師に相談なさることをおすすめします。

Q.まつげ美容液で色素沈着するって本当?

A.国内メーカーの「まつげ美容液」は心配なし

ルミガンやグラッシュビスタなど医薬品の「まつげ育毛剤」に含まれる「ビマトプロスト」という成分は、強力なまつげ育毛作用がある一方で、メラニンを活性化させ、まぶたなどに色素沈着を起こすケースがあることが知られています。

ビマトプロストは、日本では医薬品の成分として認可を受けていますが、化粧品への配合は認められていません。

日本のメーカーが日本国内で販売しているまつげ美容液を使用する場合、基本的には色素沈着の心配はないと考えて良いでしょう。

ただし、海外メーカーの製品にはビマトプロストが配合されている場合もあるため、色素沈着が気になる方は成分表示をしっかりチェックすることをおすすめします。

7.まとめ

まつげ美容液とはどのようなものなのかについて、効果や使い方、選び方などと合わせてご説明させていただきました。

まつげは細かいパーツなので見落としがちですが、日々のアイメイクやクレンジングの負担、紫外線の影響などで、想像以上にダメージを受けているものです。

日々のスキンケアやヘアケアと合わせて、まつげのケアも習慣にしてみてはいかがでしょうか?
今まで、まつげのケアをあまりしてこなかったという方ほど、まつげ美容液を使ったお手入れを始めると効果を実感しやすいはずですよ。

ハリやコシのあるすこやかなまつげを目指しましょう!

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