イニスフリーのレチノールシカリペアセラムの使い方は?使う順番や併用OKのアイテムも紹介

数々の優秀なスキンケアアイテムを開発・販売してきた「Innisfree(イニスフリー)」の「レチノールシカリペアセラム」は、レチノールを主成分としたスキンケアアイテムです。

美容家をはじめとした多くの人に愛されていることから、注目している人も多いでしょう。ただし、適切に使わなければ効果を実感できません。

そこで今回は、イニスフリーのレチノールシカリペアセラムの使い方について詳しく解説します。また、組み合わせるのにおすすめのアイテムも紹介します。

1.レチノールシカリペアセラムは安心の成分配合

レチノールシカリペアセラムには、次の成分が含まれています。

1-1.純粋レチノール

純粋レチノールとレチノールは同じ成分です。厚生労働省では、ビタミンAの食事摂取基準の数値をレチノール相当量として示しているように、純粋レチノールにはビタミンAと同等の効果が期待できます

1-2.リポソーム

リポソームは肌の生体成分であるリン脂質が多重層になった微小なカプセルです。肌への浸透性と保湿効果を高める役割を果たします。

1-3.ヒアルロン酸などの保湿成分

ヒアルロン酸は肌の水分保持能力を高め、保湿効果をもたらす成分です。他にもさまざまな保湿成分が含まれており、肌にうるおいを与えてくれます。

2.レチノールシカリペアセラムを使う順番

レチノールシカリペアセラムの効果を得るためには、スキンケアアイテムを使う順番やタイミングも重要です。次のようにスキンケアをしましょう。

2-1.化粧水と乳液の次

レチノールシカリペアセラムは、化粧水や乳液の後に使用します。化粧水や乳液で肌を整えたり保湿したりした後にレチノールシカリペアセラムを使用することで、成分がより効果的に肌に浸透し、高い効果が期待できます

2-2.朝よりも夜の使用がおすすめ

レチノールは、日光に当たることで肌に敏感になる可能性があるため、朝よりも夜の使用がおすすめです。夜にレチノールシカリペアセラムを使用することで、成分が肌へと十分に浸透して修復効果を発揮します。もし、朝に使用するのであれば、紫外線の影響を抑えるために十分な紫外線対策が必要です。

3.レチノールシカリペアセラムと併用しても良い成分は?

レチノールシカリペアセラムと他のアイテムを併用することで、より一層の効果を実感できるでしょう。なかには作用が重複するために併用が推奨されないものもあります。併用しても良い成分・注意点について、詳しく見ていきましょう。

3-1.ヒアルロン酸などの保湿成分は相性良し

レチノールは肌の乾燥を引き起こす可能性があるため、保湿成分を含むアイテムとの併用がおすすめです。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分は、肌にうるおいを与えることでレチノールによる肌の乾燥を軽減します。

このような組み合わせにより、肌が乾燥することなく、レチノールの効果を引き出すことができます。

3-2.ビタミンC配合製品は控える

ビタミンCには抗酸化作用があり、シミやシワの改善に効果的とされています。しかし、レチノールと同時に使用すると肌に刺激を与える可能性があります。特に、敏感肌の人は注意が必要です。ビタミンCを含む製品を使用する場合は、別の時間帯に使うか、肌の状態に応じて使用頻度を調整することが大切です。

3-3.スクラブ入り製品との併用もNG

レチノールは肌を敏感にする可能性があるため、スクラブ入り製品との併用は避けるべきです。スクラブは肌をこすり、摩擦を与えることから、レチノールによる刺激が強くなる可能性があります。代わりに、洗浄力が低めの肌にやさしい洗顔料を選ぶことが大切です。

ただし、十分に洗顔ができていないと肌トラブルにつながるため、自分に合った洗顔料を使いましょう。

4.レチノールシカリペアセラムを使用する際の注意点

レチノールシカリペアセラムは、正しく使用しなければ肌トラブルが起きる可能性があります。

4-1.A反応が出た場合は使用を控える

「A反応」とは、肌が急激なビタミンAの補給に対して過敏に反応することを指します。レチノールシカリペアセラムを使用した直後に乾燥感、皮剥け、赤み、かゆみなどの症状が現れた場合は、肌が過剰に反応している可能性があります。このような場合は、一時的に使用を控え、肌の状態が安定するまで待つことが大切です。

4-2.朝に塗る場合は日焼け止め必須

レチノールは肌を敏感にするため、日中の紫外線によるダメージを増加させる可能性があります。したがって、レチノールシカリペアセラムを朝に使用する場合は、必ず日焼け止めを併用し、肌を紫外線から保護することが大切です。日焼け止めを塗ることで、肌を守りながらレチノールの効果を引き出すことができます。

また、日傘やサングラス、マスクなどで紫外線がなるべく肌へ到達しないようにしましょう。

4-3.直接日の当たらない場所で保管

レチノールは光によって不安定になる可能性があるため、直射日光や明るい場所は避け、冷暗所に保管しましょう。高温や湿気のある環境もレチノールが劣化しやすくなり、効果が低下する可能性があります。

5.イニスフリーがおすすめしている組み合わせ

イニスフリーは、自社製品との組み合わせを推奨しています。イニスフリーが推奨しているスキンケアアイテムの組み合わせを紹介します。

5-1.ビタCグリーンティーエンザイム ブライトセラム

ビタCグリーンティーエンザイム ブライトセラムは、明るい印象を持つ肌を実現するために開発された美容液です。肌表面の光の反射量を増やすことで、肌の明るさを引き立たせる効果が期待できます。

  • グリーンティーエンザイム(茶葉酵素)とデュアルビタミンC誘導体のW処方により、肌の凹凸にアプローチし、肌の表面を整える
  • 特許成分であるグリーンティーエンザイムはチェジュ島で採取された茶葉から抽出された特別な酵素で、古い角質を優しく除去し、肌の凹凸を整え、毛穴の目立ちを軽減する
  • 水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の2種類のビタミンC誘導体を含む処方により、ビタミンCを効果的に肌に浸透させる

肌の明るさや透明感を引き出す効果が期待できるスキンケアアイテムです。

5-2.コラーゲングリーンティー セラミドバウンスクリーム

コラーゲングリーンティー セラミドバウンスクリームは、ミル由来のコラーゲンとグリーンティーセラミドを配合した濃厚なテクスチャーのクリームです。

肌に豊かなハリを与え、すこやかでもちもちした肌へと導いてくれます。

  • 1本のクリームに約600億個(50mL)のリポソーム化した低分子コラーゲンが惜しみなく含まれている
  • 緑茶種子から抽出したグリーンティーセラミドが配合されており、肌になじみやすく、うるおいを与える
  • ハリを保つ角質層に働きかけ、肌の内側から弾力を与える
  • ナイアシンアミド、スクワラン、アセチルテトラペプチド-2、アデノシン、ニンジン根エキス、ムラサキ根エキス、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油など、8種類の保湿成分が肌を潤し、健やかな状態に整える

クリームは濃厚な感触ながらも、べたつかずに肌にスムーズに伸び、心地よい使い心地です。また、無香料のため、香りが苦手な方でも使用しやすいでしょう。

5-3.ブラックティーユースオイル

ブラックティーユースオイルは、べたつかないウォータリーテクスチャーでスッと肌に馴染むエイジングケアフェイスオイルです。

肌にツヤを与え健やかに導く特徴があります。美容茶の種子油を主成分として配合しており、済州島で育てられた美容茶から採取された種子油が含まれています。

  • 肌のコンディションを整え、角層の内側からツヤ肌に導く
  • トナーのように肌に良く馴染むウォーターオイル処方のため、オイル特有のベタつきや肌への重さがない

ブラックティーユースオイルは、その軽やかなテクスチャーと肌なじみの良さから、夏でも使いやすく、オイル初心者にもおすすめのアイテムです。

6.まとめ

イニスフリーのレチノールシカリペアセラムは、肌に優しい成分を使用したスキンケアアイテムです。化粧水や乳液の後に使用し、夜の使用がおすすめです。

他のアイテムとの組み合わせには注意が必要で、保湿成分との組み合わせは相性が良い一方、ビタミンC配合製品やスクラブ入り製品との併用は避けるべきです。

注意点として、肌に異常が現れた場合は使用を中止し、直射日光や高温多湿な場所から遠ざけることが大切です。

さらに、イニスフリーが推奨する他の製品との組み合わせも効果的です。レチノールシカリペアセラムを正しく活用することで、肌にうるおいを与え、みずみずしい肌を手に入れることができます。