お米由来の成分を使った化粧水はたくさん発売されていますが、いったいどの化粧水を選べば間違いがないのでしょうか?
この記事ではお米の化粧水を選ぶときのポイントと、おすすめ商品をご紹介します。乾燥やニキビ、毛穴トラブルに悩む人にもおすすめのお米の化粧水で、美肌を目指してくださいね!
専門家の方にうかがったお話を元に、お米由来成分の種類や特徴、化粧水の選び方のポイント、編集部おすすめのお米由来成分を使った化粧水をまとめました。厚生労働省にその効果を認められたライスパワーエキスNo.11を使った化粧水もピックアップしています。
乾燥肌の方はもちろん、ニキビに悩む方、毛穴トラブルに悩む方にもおすすめです。
LAURIER BEAUTY編集部
※本記事でいう「浸透」とは角質層までのことをいいます。
※本記事でいう「くすみ」とは乾燥により肌がくすんで見える状態をいいます。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをいいます。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐこと(医薬部外品)をいいます。
※アレルギーテスト・刺激テスト済みであったとしても、全ての方にアレルギーが起きないわけではありません。
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1.お米の化粧水のおすすめの選び方
お米由来成分を使用した化粧水がたくさん発売されていますが、いったいどのようなポイントに気を付けて選べばよいのでしょうか?3つのポイントをまとめました。
1-1.どんな米由来成分があるのかチェック

ひと口にお米由来成分といっても、「コメ発酵液」「米ぬかエキス」「ライスパワーエキス」など、いくつかの種類があります。中でも「ライスパワーエキスNo.11」は厚生労働省に効果を認められた成分です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
コメ発酵液は、文字通りお米を発酵させることで得られるエキスです。保湿効果、保水力に優れており、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの肌への効果が期待できる栄養素がたくさん凝縮されています。
米ぬかエキスは、米ぬかから抽出されるエキスです。日本では米ぬかは江戸時代にはすでに洗顔に使用されていたことからも分かる通り、くすみを取り去る作用や肌荒れを解消する美肌効果などがあります。ビタミン・ミネラル・タンパク質・鉄分などを豊富に含みます。
ライスパワーエキスNo.11は、肌の水分保持能を改善する効果があることを厚生労働省に認められた成分です。乾燥肌は全ての肌トラブルの原因となりますので、保湿効果が高いということは肌トラブルを解消し肌の状態を整える効果が期待できます。
また、ライスパワーエキスNo.11というネーミングからも分かるとおり、ライスパワーエキスは1種類ではありません。お米と組み合わせる微生物を変えることで、No.11を含めると全36種類もの種類があります。それぞれ汚れを落とす作用、うるおいを与える作用、油分のバランスをとる作用などことなる特徴があります。
1-2.他にはどんな効果が?美容・保湿成分をチェック

先ほど紹介したお米由来成分以外の、美容・保湿成分についてもチェックしておきましょう。化粧水には、お米由来成分以外にも、肌への効果が期待できる成分が配合されているものもあります。
成分をチェックすることで、その化粧水の肌への効果を知ることができます。ご自分の肌悩みに合わせた成分が配合されたものを選ぶと、化粧水による高い美肌効果が期待できます。
1-3.価格相場と買うべき値段をチェック

最後のチェックポイントは価格についてです。お米由来成分を使用したものに限らず、化粧水はどの価格帯の商品が人気で、価格帯ごとにどのような特徴を持っているのでしょうか。大手通販会社の価格を参考に、最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯とその特徴をまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
~1,000円 | ~1,000円もしくは9,000円~ | 7,000円~ |
ドラッグストアなどで取り扱いがあるデイリーコスメライン | 人気は低価格タイプと、高級化粧品ラインに二極化している | 国内有名メーカーの高級化粧品ラインの化粧水 |
売れ筋価格帯をチェックしてみると、大容量で1,000円以下のコスパが良い商品と、国内有名メーカーの高級化粧品ラインの化粧水とに人気が分かれているようです。近年はプチプラコスメも優秀という認識が広がっており、低価格帯のものの人気がやや優位なようです。
ただし、肌への高機能性を求める方や、年齢肌対策には高級化粧品ラインのアイテムも人気が高いようです。この二極化は、使用する方の年代によるものかもしれませんね。
2.お米の化粧水のおすすめメーカー・ブランド
お米のエキスを使った化粧水はたくさんのメーカーから発売されていますが、特に人気が高いメーカー・ブランドを3つまとめました。
2-1.RICE FORCE(ライスフォース)
2005年に創立された株式会社アイムのブランド。お米由来の化粧品を世の中に広めたブランドです。
化粧水は保湿重視のものから、さらっとした使用感のもの、拭き取り化粧水としてくすみや古い角質を除去できるものがそろっています。
2-2.KOSE(コーセー)
1946年創業の国内化粧品メーカー。「英知と感性の高次元の融合による独自の美しい価値と文化の創造」を理念としています。
ブランドでは「米肌」などで、お米由来成分を使ったアイテムを展開しています。
2-3.勇心酒造
1979年創立の、お米の研究開発企業です。「ライスパワーを通して、健やかな生活に貢献する」ことをモットーとしています。
日本型バイオ技術を創出し、ライスパワーエキスの開発を行っており、ライスパワーNo.11を開発したメーカーです。
3.編集部おすすめのお米の化粧水
乾燥肌に悩んでいる方にぜひ使っていただきたい、編集部おすすめのお米由来成分の化粧水はこちら!
厚生労働省にも効果が認められたライスパワーエキスNo.11を配合し、愛用者からも保湿力の高さを絶賛されている化粧水です。
今回は、以下の比較ポイントを中心に選定しました。最初に紹介した「お米の化粧水のおすすめの選び方」と合わせてチェックしてみてください。
- 米由来成分
- 美容・保湿成分
- 容量
ディープシリーズ ディープモイスチュアローション(ライスフォース)

価格(税込)/ 容量 | 8,800円 / 120mL |
「ディープシリーズ ディープモイスチュアローション」は芸能人や美容業界の方にも愛用者が多いライスフォース。世界41カ国に愛用者がいて、日本にとどまらず世界中で愛されているブランドです。
水分保持能を改善する効果による、保湿効果・水分保持効果に優れたライスパワーエキスNo.11を配合し、角質層のすみずみまで浸透して肌の内側からうるおいで満たします。保湿ケアはもちろん、乾燥肌が原因のシワやたるみ、肌バリア機能の低下、年齢肌のお手入れにも効果を発揮します。
肌に刺激を与える科学的な成分を極力排除し、アレルギーテストと刺激テスト(※全ての方にアレルギーや刺激が起きないわけではありません)も行われているので、敏感肌の方でも使用できます。香りに関しては、「ほぼ無臭」「香りがない」「ほんのり米ぬかのような香り」と表現される方が多く、ほとんど気にならないようです。
愛用者からは「乾燥肌ですが浸透力も良く保湿もばっちり」「普段はクリームを塗らないと粉が吹きますが、こちらは化粧水だけでも翌朝しっとりしていました」「浸透力がいい」など、浸透のよさと保湿力の高さを評価する声が多く聞かれました。
ライスパワーNo.11、水、エタノール、BG、DPG、濃グリセリン、グリチルリチン酸2K、DL-PCA・Na液、グリセリン、大豆リゾリン脂質液、ヒアルロン酸Na-2、植物性スクワラン、天然ビタミンE、PEG(120)、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、POE(25)POP(30)、カミツレ油-2、粘度調整剤、pH調整剤、メチルパラベン
肌潤化粧水(コーセー米肌)

価格(税込)/ 容量 | 5,500円 / 120mL |
「肌潤化粧水」は肌の水分保持能を改善する、ライスパワーエキスNo.11を配合。しかも、角質柔軟オイルを配合しているので、乾燥によって硬くなった角質をやわらかく溶きほぐしてから、保湿成分をあたえて必要な場所に成分を届きやすくします。
肌のうるおいを高める成分としてライスパワーエキスNo.11以外にも、大豆発酵エキス、ビフィズス菌発酵エキス、グレコシルトレハロースなどプラス5種類を配合。乾燥肌はもちろん、くすみ、ゴワつき、毛穴、小ジワが気になる方におすすめです。
愛用者からは「ベタつかないのにしっかり保湿する」「とろりとした感触で肌によくなじむ」「毎朝乾燥で肌がパリパリでしたが、朝までしっかりうるおいをキープできました」などと好評です。

女性 30代
パッケージはシンプルで、無駄なものが入っていない感じがして良いです。テクスチャーはぺったりとしていて、肌に張り付く感じがします。塗り始めた瞬間からうるおう感じがするし、しばらく経っても保湿感が長持ちして乾燥知らずです。

女性 20代
顔の保湿が気になっていたので購入。しっとりとした使用感を宣伝では売りにしているが、ベタベタとした気持ち悪さはなかったので使用しやすかったです。
水・BG・エタノール・グリセリン・ジグリセリン・グリコシルトレハロース・コメエキス・ダイズ発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキス・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・オクチルドデカノール・キサンタンガム・クエン酸・チオ硫酸Na・リン酸2Na・加水分解水添デンプン・乳酸Na・メチルパラベン
4.【コメ発酵液配合】お米の化粧水おすすめ2選
アミノ酸やビタミンなどの美容成分がたっぷり配合された、米発酵液を配合した化粧水をピックアップしました。
製薬会社と糀製造所がコラボした商品や、米発酵液を高配合したもの、複数種類の米由来成分を配合したもの、コスパがよいものなどたくさんそろっています。それぞれの特徴を比較しながら、お気に入りの化粧水をみつけてください。
アミノリセ ナチュラル モイスト ローション(金沢福光屋)

価格(税込)/ 容量 | 6,160円 / 120mL |
「アミノリセ ナチュラル モイスト ローション」は天然のアミノ酸をたっぷり含むコメ発酵液FRSを高配合した、保湿力に優れた化粧水です。高浸透力で1滴1滴が肌の奥に染みわたり、キメの細かいしっとりとした肌に導きます。
コメ発酵液の他に、美肌成分を豊富に含むコメエキス、コメヌカエキスを配合し、健やかな肌に整えます。無香料ですが、発酵由来の香りがやや感じられます。
愛用者からは「しっとりするのにサラサラに仕上がります」「うるおいとハリを感じた」「目の下のたるみ、首のシワなどが気にならなくなった」など、保湿力の高さ、エイジングケア効果に関する口コミが多く見られました。
水、コメ発酵液(FRS)、BG(=1,3-ブチレングリコール)、グリセリン、加水分解コメエキス、加水分解コメヌカエキス、アロエベラエキス-1、ラウリン酸スクロース、チョウジエキス、乳酸、カプリル酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10、エタノール
うるおい化粧水(日本盛)

価格(税込)/ 容量 | 3,850円 / 200mL |
「米ぬか美人 NS-K うるおい化粧水」は保湿力の高いつや肌酵母エキスが配合されており、肌にうるおいと、つやを与えます。とろみのあるテクスチャーですが、肌にスッとなじみ角質層をうるおいで満たします。
米由来以外の美肌成分は、紫外線から肌を守る蘭エキス、ヒメフウロエキスをはじめ、ヘチマエキス、ビワ葉エキス、カミツレ葉エキス、スーパーヒアルロン酸、ヒト型コラーゲンを配合。くすみのない、明るい表情に整えます。
愛用者からは「ライン使いすると肌の調子がいいです」「たっぷり入ってコスパがいい」「水のようなサラサラしたテクスチャーですが、4~5回に分けて肌になじませるともちもちになります」などの声がありました。
水、BG、グリセリン、コメ発酵液、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、酵母エキス、コメヌカエキス、オリザノール、水溶性コラーゲン、アセチルヒアルロン酸Na、カミツレ花エキス、ヒバマタエキス、ヘチマエキス、イチョウ葉エキス、ビワ葉エキス、トレハロース、ヒメフウロエキス、オーキッドエキス、エチナシ葉エキス、フェノキシエタノール、クエン酸Na、エタノール、クエン酸
5.【米ぬかエキス配合】お米の化粧水おすすめ3選
米ぬかエキスを配合した化粧水をピックアップしました。江戸時代から洗顔に用いられてきた米ぬかですが、現代でも肌のくすみを軽減する効果あると好評です。
米由来成分がたっぷり配合されたもの、美白有効成分が配合されたものなどがそろっています。それぞれの特徴と、肌悩みを照らし合わせながらチェックしてみてください。
お米の化粧水(毛穴撫子)

価格(税込)/ 容量 | 1,760円 / 300mL |
レトロな印象のイラストが特徴の「お米の化粧水」は、米ぬか発酵液と国産米由来のライスセラムを配合しています。ライスセラムは肌の水分バランスを整える米発酵液、ハリをあたえる米ぬか油、肌の調子を整える米セラミド、キメを整える米ぬかエキスの総称となります。
うるおい不足は毛穴の開きの原因となります。毛穴の目立たない肌を手に入れるためには、うるおい、ハリ、キメの三拍子そろったケアができるこの化粧水がおすすめです。
愛用者からは「しっとりするけどベトベトしない」「鼻の横の毛穴が目立たなくなってきた」「とろみがあるけどサラッとした感じ」「鼻脇の頬の毛穴の目立ちが薄くなってきた」などの声が聞かれました。
保湿効果に関しては、「やや物足りない」と感じる方もいらっしゃるようです。乾燥肌の方は、重ね付けや保湿クリームなどと併用するといいかもしれません。
水、PEG-8、グリセリン、DPG、コメ発酵液、コメヌカ油、スフィンゴ糖脂質、コメヌカエキス、コメヌカ発酵液、ヒアルロン酸Na、ハチミツ、アーチチョーク葉エキス、乳酸、ヒドロキシエチルウレア、グリチルリチン酸2K、ソルビトール、オレイン酸ポリグリセリル-10、レシチン、BG、クエン酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン
米ぬか美人化粧水(日本盛)

価格(税込)/ 容量 | 1,650円 / 120mL |
「米ぬか美人化粧水」は天然保湿成分である米ぬかエキスをはじめ、うるおいが長時間持続するスーパーヒアルロン酸、ハリをサポートするコラーゲンを配合した化粧水です。
その他の美容成分はヘチマエキス、オリザノール、アロエベラ葉エキスを配合し、うるおいをあたえ肌荒れを防ぎ、キメの整った健やかな肌に導きます。ほんのりとお酒の香りがするとのことです。
愛用者からは「肌がやわらかくなった」「季節を問わず一年中使っています。肌が潤い香りも自然で気に入っています」などの声が聞かれました。
水/BG/コメ発酵液/オリザノール/コメヌカエキス/アセチルヒアルロン酸Na/水溶性コラーゲン/カミツレ花エキス/アロエベラ葉エキス/ヘチマエキス/褐藻エキス/グリチルリチン酸2K/キュウリ果実エキス/ステアリン酸/メチルパラベン/エチルパラベン/ポリソルベート60
純米美白化粧水【医薬部外品】(美人ぬか)

価格(税込)/ 容量 | 1,078円 / 130mL |
「純米美白化粧水」は美白有効成分としてトラネキサム酸を配合した、美白効果もあるお米の化粧水です。米・米ぬかうるおい成分は、コウノトリ米ぬかエキス、米ぬかセラミド、米糖抽出物加水分解液A、米抽出物加水分解液の総称です。コウノトリ米ぬかエキスとは、コウノトリも住めるほど安全な田んぼで作られた米ぬかを作って作られたエキスのことです。
うるおい美肌成分はヒアルロン酸、ソルビトール発酵多糖、アミノ酸由来セラミド様成分を配合。トラネキサム酸の働きでシミ・そばかすを抑え、くすみのないうるおいに満ちた肌に導きます。
愛用者からは「とろみがありますが、ベタつかずしっとりする」」「保湿効果が抜群!」「コスパがいいのでたっぷり使える」などと高評価です。
トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム、精製水、コメヌカエキス、コメヌカスフィンゴ糖脂質、米糠抽出物加水分解液A、米抽出物加水分解液V、ヒアルロン酸Na-2、酵母エキス-1、ゲンチアナエキス、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ソルビトール発酵多糖液、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、水素添加大豆リン脂質、水素添加大豆リゾリン脂質、ラベンダー油、オレンジ油、アルギニン、プルラン、濃グリセリン、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、ラウリン酸ポリグリセリル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、DPG、BG、1,2-ペンタンジオール、エタノール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.)、メチルフェニルポリシロキサン、カルボキシビニルポリマー、メタリン酸Na、無水クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール、パラベン
6.まとめ
専門家にうかがったお話を元に、お米由来成分の種類や特徴、編集部おすすめの化粧水を紹介しました。
これまで保湿といえばセラミドやヒアルロン酸しかないと思われていた方は、自らセラミドを作り出すサポートするライスパワーエキスNo.11の効果に驚かれたのではないでしょうか?
乾燥肌はすべての肌トラブルの原因となります。ニキビも毛穴トラブルも、シワ・たるみも乾燥肌をケアすることで改善が期待できます。「自らうるおう肌」になるためにも、お米由来成分を使った化粧水でのケアをはじめてみませんか。