米ブランド評価機関ワールドブランドラボは24日、2025年(第20回)「アジアブランドトップ500」を発表した。20カ国・地域のブランドがランク入りを果たし、上位3位は日本のトヨタ自動車、中国送電大手の国家電網、韓国のサムスン電子となった。

中国勢は217ブランドがランキングに入り、全体の43.4%を占め、国別でトップに立った。そのうち、中国本土のブランドは178ブランドだった。2位の日本は129ブランド、3位の韓国は45ブランドだった。

ここ数年、世界の消費トレンドと業界の発展の様相には大きな変化が起こっている。昨年のランキングと比べ、金融や自動車、小売などの業界のブランドがやや増加し、ITやメディア、食品・飲料などは減少した。中でも金融は71ブランドがランク入りし、業種別で最多となった。2~5位にはIT(49ブランド)、メディア(44ブランド)、食品・飲料(41ブランド)、自動車(28ブランド)が入った。

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ワールドブランドラボは13年連続でアジア各国の顧客ロイヤルティーを調査しており、結果は国ごとに大きく異なる。自国ブランドに対するロイヤルティーは日本の消費者が84%で最も高く、2位の韓国は73%だった。3位の中国本土は71%で、10数年前の36%から上昇し、本土ブランドの人気が持続的に高まっている。【新華社上海】

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