
中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)の崔東樹事務局長は9月29日、中国の自動車販売台数が回復したと発表した。2025年初めに実施された2種類の新たな補助金政策によるもので、25年8月の中国の世界シェアは前年より4ポイント増の38%と良好な水準となった。
2025年1~8月の世界自動車販売台数は前年同期比6%増の6198万台。うち、中国は12%増の2110万台、米国は3%増の1125万台、インドは6%減の329万台、日本は6%増の303万台、ドイツは3%減の207万台だった。現時点では中国市場が最も活況で成長率が高い。
新エネルギー車(NEV)の急成長に伴い、中国ブランドも全体として世界シェアを拡大している。BYD(比亜迪)、吉利汽車(Geely Automobile)、奇瑞汽車(Chery Automobile)、長安汽車(Changan Automobile)などの中国ブランドが好調で、中でもBYDは世界6位、吉利は9位にランクインしている。
(36Kr Japan編集部)