富士フイルムビジネスイノベーション(BI)の中国法人、富士膠片商業創新は16日、広東省深圳市で「富士フイルムビジネスオープンイノベーションセンター」の深圳分センターを開設したと発表した。上海、北京、広州、成都、香港に続く中国で6番目の施設となる。

同センターは研究開発やテスト、製品展示、研修、認定などの機能を持つ複合施設。同日には、富士膠片商業創新と華為技術(ファーウェイ)傘下の通信機器メーカー、華為終端(ファーウェイ・デバイス)との間でノベーション協力覚書も締結された。

「中国初の完全独自OS」 ファーウェイ「Harmony OS Next」、Androidから完全脱却へ

富士膠片商業創新はITの現地化を長期にわたり支援し、全製品で中国製の基本ソフト(OS)や半導体チップとの互換・認証を積極的に進めてきた。今回のファーウェイとの提携は、国産OSの急速な利用拡大を後押し、デジタル化とスマート化によるオフィス環境の新たな発展をけん引する。

富士フイルムBI、中国で“脱・印刷機”加速 深圳でDXと脱炭素を両立

富士フイルムBIの中国事業は今年で30年を迎えた。現在は中国国内に12の拠点と三つの全額出資子会社を持ち、現地化の推進と事業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を深化させ続けている。【新華社深圳】

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