ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、ポルシェが上海虹橋ビジネスエリアに設立した中国研究開発センターが5日に開所した。ドイツ・ヴァイザッハ開発センター外で初となる大規模海外開発拠点であり、現地のイノベーション能力の大幅な向上が期待される。

オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、中国が未来のモバイルモビリティーをリードしていると評価。この深い変革に対応するには、この地に根を張らねばならないとし、ポルシェが中国開発センターを戦略的な柱に据えていると語った。

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中国への開発センター設置は、同社の中国開発力の戦略的なグレードアップであり、既存の開発資源をさらに高い自主権を持つ総合組織に統合しており、開発、調達、品質管理という3機能を融合させ、これまでにない俊敏さで中国の顧客の期待に応えるとみられる。【新華社上海】

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