中国アリババグループは11月17日、独自の大規模言語モデル「通義千問(Qwen)」をベースに開発したAIアシスタントアプリ「千問(Qianwen)」のパブリックベータ版を公開した。対話形式で質問に回答するほか、文章生成や画像解析機能も備え、米OpenAIのChatGPTと全面的に競合する。
アリババは今年2月、今後3年間でAIインフラの構築に少なくとも3800億元(約8兆4000億円)を投資すると発表した。千問アプリの公開は、同社が進めるAI戦略の次の一手となる。これまで傘下のアリババクラウドを通じ、法人向けにAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を提供してきたが、Qwenの性能と国際的評価の高まりを背景に、一般消費者向け市場への本格参入に踏み切った。
“Gemini級”の音声理解 アリババのオープンソースモデル「Qwen3-Omni」、Hugging Faceで首位獲得
アリババは、千問アプリを日常のさまざまなタスクを任せられる「AI生活プラットフォーム」と位置付ける。今後は地図、フードデリバリー、チケット予約、オフィスツール、学習支援、電子商取引(EC)、健康管理など生活分野のサービスを段階的に統合していく方針だ。
とりわけ注目されるのが、傘下のECプラットフォーム「天猫(Tmall)」や「淘宝(Taobao)」での買い物を支援するエージェント型AI機能で、数カ月以内に追加される予定となっている。たとえば、ユーザーが「条件に合うダウンジャケットの購入をサポートしてほしい」と自然言語で指示するだけで、商品の検索から価格の比較、注文手続きまでを自動で完了できるようになるという。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)








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