中国自動車輸出、1〜10月は560万台超で世界首位 NEVは200万台突破 

中国自動車工業協会によると、2025年1~10月の中国の自動車輸出台数は前年同期比15.7%増の561万6000台(うち乗用車は454万2000台)となり、23年通年の輸出台数を上回った。中国は23年、輸出台数を491万台とし、初めて日本(442万台)を抑えて世界一の自動車輸出国となっている。

中国NEV販売、ついに“過半数”突破──10月は171万5000台、比率51.6%に

1~10月の輸出台数の内訳は、内燃機関(ICE)車が5.1%減の360万1000台となった一方で、新エネルギー車(NEV)は90.4%増の201万4000台と大きく伸びた。メーカー別では、奇瑞汽車(Chery Automobile)が106万3000台で首位を維持。世界的なNEVの需要拡大を追い風に、比亜迪(BYD)は前年同期比140%増の78万9000台で2位に躍進した。米テスラの上海ギガファクトリーは20万9000台で9位だった。

一方、輸入の停滞が続いており、1~9月の自動車輸入台数は32.5%減の36万台となった。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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