中国の短編動画(ショート動画)アプリ「快手(Kuaishou)」を運営する快手科技がこのほど発表した2025年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が前年同期比14.2%増の355億5400万元(約7820億円)、調整後純利益が26.3%増の49億8600万元(約1100億円)だった。営業利益は69.9%増の52億9900万元(約1170億円)。

事業別では、人工知能(AI)関連事業の収入が高い伸びを維持した。電子商取引(EC)や動画生成AI「可霊(Kling)」を含むその他サービスの売上高は41.3%増の59億元(約1300億円)、オンラインマーケティングサービスは14.0%増の201億元(約4400億円)、ライブ配信で商品を紹介して販売する「ライブコマース」は2.5%増の96億元(約2100億円)となった。

中国・快手の動画生成AI「Kling 2.0」、グーグルの「Veo 2」を抑えて性能評価世界一に

「可霊」の売上高は3億元(約66億円)を超えた。ECの流通総額(GMV)は15.2%増の3850億元(約8兆4700億円)に上った。「快手」アプリのデイリーアクティブユーザー数(DAU)の平均は4億1600万人、月間アクティブユーザー数(MAU)の平均は7億3100万人だった。【新華社北京】

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