香港証券取引所と米ナスダックの両方に上場する中国の自動運転技術開発企業、文遠知行科技(WeRide、ウィーライド)はこのほど、2025年第3四半期(7~9月)決算を発表した。

売上高が前年同期比2.4倍の1億7100万元(約37億6000万円)で、四半期として過去最高を記録した。

粗利益は12.2倍の5630万元(約12億4000万円)、粗利益率は26.4ポイント上昇の32.9%となり、引き続き業界をリードした。非国際会計基準(Non-IFRS)ベースの調整後最終損益は2億7600万元(約60億7000万円)の赤字となった。

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主力事業であるロボタクシー事業の売上高は8.6倍の3530万元(約7億8000万円)で、力強い伸びを維持した。10月末時点の自動運転車両数は1600台を超え、うちロボタクシー車両数は750台に迫った。【新華社北京】

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