中国自動車大手の比亜迪(BYD)が発表した2025年11月の新車販売台数は前年同月比5%減の約48万186台だった。25年の月間最高記録を更新したものの、3カ月連続の前年同月比減となった。

海外販売が急拡大したものの、市場競争激化による国内販売の苦戦が響いた。

乗用車販売は47万4900台だった。うち電気自動車(EV)は20%増の23万7540台と堅調に伸びた。一方、プラグインハイブリッド車(PHEV)は22%減の23万7381台と落ち込みが目立った。

海外販売(乗用車・ピックアップトラック)は297%増の13万1661台に伸び、全体に占める割合が過去最高の27.5%に達した。欧州や東南アジア、中南米市場での販売店網拡大などが奏功した。

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1~11月の累計販売台数は418万2038台で、年間目標(460万台)の達成率は91%となった。なお、BYDのこれまでのEVとPHEVの累計販売台数は1470万台を突破している。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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