中国寧夏回族自治区呉忠市にある中国長江三峡集団の新エネルギー子会社、中国三峡新能源が運営する寧夏同利第三風力発電所では、ドローンや四足歩行ロボット、軌道巡回ロボットなどの「スマート従業員」が人による巡回作業を代替し、年間1億3000万キロワット時を超すグリーン(環境配慮型)電力の送電をサポートしている。

同社の担当者によると、発電所全体には巡回ポイントが5000カ所以上あり、風力発電機1基の点検にこれまでは1~2時間かかっていたが、無人機による巡回で40分に短縮された。

無人機はブレードの亀裂などの異常を正確に検知し、精度は98%以上で安全性が大幅に向上した。

クリーンエネルギーは寧夏回族自治区が注力する六大産業クラスターの一つ。寧夏はここ数年、新エネルギー体系の構築を加速しており、11月中旬時点で新エネ発電の設備容量比率が全体の63%に達し、新型蓄電のグリッド接続容量は600万キロワットを突破した。【新華社銀川】

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