中国のGPUメーカー「 壁仞科技(Biren Technology)」 は2026年1月2日、香港証券取引所に上場した。初値は公開価格を82%上回る35.7香港ドル(約720円)を付け、終値は34.46香港ドル(約690円)となった。
同社は、摩爾線程(Moore Threads=ムーア・スレッド)、沐曦股份(MetaX)、燧原科技(Enflame Technology)と並び、中国国産GPUの「4強」とされる企業の一角だ。半導体の国産化に対する市場の期待を受け、摩爾線程と沐曦はこのほどA株市場に上場し、2025年値上がり率トップ2の銘柄となった。時価総額はいずれも一時3000億元(約6兆6000億円)を超えた。
一方、中国のGPGPU(GPUによる汎用計算)市場では、米エヌビディアとAMDが合計でシェアの98%を占めており、各中国産AIチップメーカーのシェアはいずれも1%未満にとどまっている。
壁仞科技は2019年の設立以来、GPGPUチップおよびGPGPUに基づくスマートコンピューティングソリューションの開発に注力し、人工知能(AI)の学習および推論でのコンピューティング需要の解決を目指している。重点的に展開している分野は、AI関連のデータセンターおよびソリューション、インターネット・通信、エネルギー、公共事業、フィンテックなど。
売上高は近年急拡大しているものの、高水準の研究開発投資が続いており、依然として継続的な赤字状態にある。売り上げの規模は2022年の49万9000元(約1100万円)から、24年には3億3700万元(約74億円)へと急拡大したが、22年から25年6月までの累計純損失はすでに60億元(約1300億円)を超えている。
*1香港ドル=約20円、1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)








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