中国の人工知能(AI)ユニコーン企業「智譜(Zhipu AI)」 が1月8日、香港証券取引所に上場した。大規模言語モデル(LLM)を開発する企業としては世界で初の上場事例とみられる。

公開価格は1株116.2香港ドル(約2345円)。初値は120香港ドル(約2420円)で始まり、取引時間中には一時10%超上昇した。終値は公開価格比13.17%高の131.5香港ドル(約2650円)となり、時価総額は約578億9000万香港ドル(約1兆1680億円)に達した。

智譜は2019年に設立され、清華大学発の生成AI企業として知られる。創業者の唐傑教授は、AI分野で国際的に高い評価を受ける研究者だ。コアとなるAIモデル「GLM」シリーズの開発を進めており、最新世代モデルには「GLM-4.7」がある。コード生成や論理推論能力を含む高い性能で注目されており、国内外のベンチマークでも上位に位置付けられている。

事業モデルの中心は、APIを通じてLLMを提供する「MaaS(Model as a Service)」であり、企業向けのカスタマイズ導入やオンプレミス(私有化)導入が主な収益源となっている。中国メディア「証券時報」によると、2025年の売上高は1億ドル(約157億円)を超えたという。

中国生成AI、赤字覚悟で上場急ぐ。MiniMaxが最速IPOか、Zhipuも追随

*1香港ドル=約20円、1ドル=約157円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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