中国のGPU(画像処理半導体)開発企業「上海天数智芯半導体(Iluvatar CoreX=イルバター・コアエックス)」が8日、香港証券取引所に上場した。公開価格は144.6香港ドル(約2892円)。

初値は190.2香港ドル(約3804円)と公開価格を大きく上回り、終値は公開価格比8.44%高となった。時価総額は約400億香港ドル(約8000億円)に達した。

天数智芯のIPO(新規株式公開)により、中国で「国産GPU四小龍」と称される新興4社(天数智芯、摩爾線程、沐曦、壁仞科技)がすべて資本市場に出そろった。これら4社はいずれも、米エヌビディアや米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)といった米大手に匹敵する高性能チップの開発を目指している。

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2015年設立の天数智芯は、「四小龍」の中で最も長い歴史を持つ。中国で初めて7ナノメートルプロセスの汎用GPU(GPGPU)の量産に成功した先駆者として知られる。製品ラインアップはAI(人工知能)演算ソリューションまで多岐にわたり、既存ソフトウエアとの互換性や動作の安定性の面で、顧客企業から高い評価を得ている。

急成長を遂げる一方で、先行投資による赤字拡大が課題となっている。2025年上半期(1~6月)の売上高は前年同期から急増し3億2400万元(約75億円)となったが、純損失は6億900万元(約160億円)に達した。売り上げの構成比では、主力の汎用GPU製品が全体の85.33%を占め、そのうちAI学習(トレーニング)向け製品の売り上げが58.5%に上っている。

*1香港ドル=約20円、1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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