中国新疆ウイグル自治区では、豊富な風力資源を生かし、ゴビ砂漠に多数の風力発電設備を設置することで、上空から見ると、「白い森」の名にふさわしい大規模な風力発電基地が形成されている。かつて厄介者とされた強風を電力資源として活用し、「害」から「宝」への転換を進めてきた。

同自治区は中国で最も風力資源に恵まれた地域の一つで、技術的に開発可能な風力エネルギー資源量は全国の約17%に当たる7億8000万キロワットに上り、国内2位の規模を誇る。

中国送電大手の国家電網傘下で新疆の送配電を担う国網新疆電力によると、2025年には新エネルギー発電設備の容量が6067万キロワット増加した。うち風力発電は約半分を占め、前年比56%増の3007万キロワットとなった。累計の発電設備容量は1億6100万キロワットに達し、内訳は風力発電が7704万キロワット、太陽光発電が8410万キロワットとなっている。

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25年の同自治区におけるグリーン(環境配慮型)電力の取引量は434億3000万キロワット時と、前年の約3.3倍に拡大し、過去最高を更新した。これは標準炭換算で1313万トンの節約、二酸化炭素(CO2)排出量3547万トンの削減に相当する。【新華社ウルムチ】

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