ベトナムの自動車メーカー「Kim Long Motor(キムロン・モーター)」は1月27日、中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)と共同で、ベトナム北中部に商用EV向けバッテリー工場を建設すると発表した。総投資額は約1億3000万ドル(約200億円)で、完成後の年産能力は3ギガワット時(GWh)を見込む。

提携協定によると、工場建設の資金はキムロン・モーターが負担し、バッテリー技術や生産ノウハウなどを全面的に提供する。完成後の年産能力は3ギガワット時(GWh)となる見通しだという。生産は段階的に進められ、第1期ではバスやトラック、小型バスなど商用EV向けバッテリーを中心に製造。第2期の拡張後には、乗用EV向けバッテリーの生産も追加する計画だという。

近年、ベトナムのEV市場は急速に拡大しており、地元メーカー「VinFast(ビンファスト)」が市場を主導している。こうした成長市場を背景に、BYDをはじめ、上海汽車集団(SAIC)傘下の「名爵(MG)」、奇瑞汽車(Chery Automobile) など中国メーカーも相次いで参入。完成車の輸出だけでなく、電池を含む現地生産体制の構築を通じて、東南アジア市場での存在感を徐々に高めている。

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*1ドル=約156円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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