人工知能(AI)ブームが世界を席巻する中、中国の大規模AIモデル産業は中核地域の集積度が高まり、重要なイノベーション拠点が次々に生まれるという活発な様相を呈している。新華社傘下の中国経済信息社は先ごろ、中国大規模AIモデル産業都市競争力トップ50ランキングを発表した。
地域別に見ると、長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)が最も勢いがあり、16都市がランク入りし、地域の相乗効果を示した。北京は多方面の優位性によって総合競争力でトップを占めた。広東からは7都市がランク入りし、密度の高い産業地帯を構築していることを示した。合肥や武漢、成都など中西部のハブ都市は地域の中心の結節点であり、大規模AIモデル産業も盛んな発展の勢いをみせた。
北京と上海、深圳、杭州の総合スコアは90を上回り、トップグループを形成した。
北京は今年1月、世界的なAIイノベーションの重要拠点の建設加速に向け、九大特別行動を実施すると宣言した。上海は大規模AIモデル分野で浦東新区と徐匯区を指す「一東一西」という発展の構図を形成している。徐匯区は中国初となる大規模AIモデルのイノベーションエコシステムコミュニティー「模速空間」を創設し、現時点で200社余りを誘致している。浦東新区のAI産業パーク「上海張江AIイノベーション小鎮」の面積(計画値)は2平方キロで、垂直応用の集積地を目指し、27年までにAI企業を新たに500社以上呼び込むことを計画している。
都市別にみると、深圳は大規模AIモデルの研究開発とイノベーション能力で引き続き先頭に立った。IT大手の騰訊控股(テンセント)や通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)などの科学技術企業がエンジンとして重要な役割を果たした。杭州は細分化された分野で目覚ましい実績を上げ、全体的な規模は北京や上海、深圳に及ばないものの、「産業収益」の指標は98.70で上海(87.04)と深圳(88.31)を上回り、きわめて高い産業利用の効率と商用化能力を示した。杭州は電子商取引(EC)やクラウドコンピューティングなどの分野で豊富な経験を積み重ねており、大規模AIモデルの応用に豊富なシーンを提供している。生成AI「DeepSeek(ディープシーク)」や大規模言語モデル(LLM)「通義千問」など国産の大規模AIモデルに基づき、杭州はエコシステムの統合を加速している。【新華社上海】








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