中国LiDAR大手の「速騰聚創(RoboSense、ロボセンス)」が2025年10~12月期および通期の業績を発表した。通期の売上高は約19億4100万元(約450億円)。

純損失は1億4500万元(約33億円)で、前年の4億8200万元(約110億円)から赤字幅は縮小した。10~12月期には純利益1億400万元(約24億円)を計上し、2014年の設立以来、初めて単四半期での黒字化を達成した。

2025年のLiDAR出荷台数は約91万2000台に達し、高成長を維持した。このうちロボット事業が同社の新たな成長エンジンとして浮上している。

2025年のロボット向けのLiDAR販売台数は30万3000台を記録し、世界市場でトップクラスの地位を固めた。特に10~12月期の出荷台数は22万1200台と、前年同期比で2565.1%という驚異的な伸びを見せている。ロボット関連、およびその他製品の売上高は約3億4700万元(約80億円)で、主力である先進運転支援システム(ADAS)向け事業の約3億6100万元(約83億円)にほぼ並び、「車載+ロボット」のダブルエンジン戦略が加速している実態が浮き彫りとなった。

ロボセンスの邱純潮・最高経営責任者(CEO)によると、同社のロボット事業はすでに智元機器人(Agibot)、宇樹科技(Unitree Robotics;ユニツリー・ロボティクス)、衆擎機器人(Engine AI)、銀河通用機器人(Galbot)など約50社の人型ロボット(ヒューマノイド)や四足歩行ロボット企業と提携関係を構築しているという。

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同時に、ADAS事業も堅調だ。2025年通期では35社の自動車メーカーから167車種への正式採用を獲得しており、スマートモビリティ市場での顧客基盤を拡大し続けている。同社は26年に向け、顧客構成のさらなる多様化が進み、事業のリスク耐性も一段と高まる見通しだ。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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