ピジョン、関東10店舗のアカチャンホンポに哺乳器回収ボックス設置へ　8月25日より資源リサイクルの共同実験を開始

ピジョンと赤ちゃん本舗は、プラスチックなどの資源の循環利用を目的として、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗において、家庭で使わなくなったピジョンの哺乳器の回収ボックスを設置し、資源リサイクルする実証実験を2022年8月25日から2022年11月30日まで実施すると発表した。

ピジョンの哺乳器はプラスチック製と耐熱ガラス製の2種類があり、プラスチック製の哺乳びんはプラスチックを細かく素材別に分別し、回収する仕組みがなく、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスのため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われることから、哺乳器においてはリサイクルが進んでいないのが現状だという。

今回は、同哺乳器において、赤ちゃん本舗とプラスチックのリサイクルのトータルプロデュースを主に行うパンテックと共働し、製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を実施。

利用者によってアカチャンホンポの対象店舗に持ち込まれた哺乳器は、ピジョンが回収し素材ごとに分別を行い、リサイクル工場への発送を行い、その後、リサイクル工場では、粉砕～再生原料化され、プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に、生まれ変わるという。

また、回収した哺乳器の一部は、将来的に再生されたプラスチックやガラスをピジョン製品に活用することを目指した検証にも用いるとのことだ。

製品回収と資源リサイクルイメージ

■家庭で使わなくなった哺乳器の回収概要

回収対象製品：
ピジョンのプラスチック製哺乳びん・耐熱ガラス製哺乳びん、乳首、フード、キャップ
（ピジョン製品以外は対象外）

回収ボックス設置期間：
2022年8月25日～2022年11月30日

回収ボックス設置店舗：
下記のアカチャンホンポ10店舗
＜東京都＞
アリオ葛西店、アリオ亀有店、アリオ北砂店、アリオ西新井店、アルカキット錦糸町店、ららぽーと豊洲店
＜千葉県＞
アリオ柏店、テラスモール松戸店、ららぽーと柏の葉店、ららぽーとTOKYO-BAY店

なお、回収ボックスに対象商品を持参した利用者は、ボックスに設置された「シードペーパー」を持ち帰ることができるとしている。

ピジョンでは、日本のみならず、中国やシンガポール、フィリピンなどでも同様の実証実験を開始。ピジョンは、明日生まれる赤ちゃんの未来にも豊かな地球を残すため、今後も環境への取り組みを強化していくとのことだ。