イマーシブシアターとは、2000年代にロンドンから始まった“体験型演劇作品“の総称。
今回は、西武園ゆうえんちで開催中の「没入型ドラマティック・レストラン~豪華列車はミステリーを乗せて~(以下、豪華列車はミステリーを乗せて)」を筆者が初体験。同公演は、「レストラン」と「イマーシブシアター」を掛け合わせたユニークなエンタメとして人気を集めている。
なんとも斬新だったこの体験をネタバレを含めず、お伝えしたい。
豪華な列車内で巻き起こる殺人事件
キャストは全部で8人だが、観客も登場人物に含まれる(西武園ゆうえんち提供)「豪華列車はミステリーを乗せて」は、2023年5月20日に開幕。満席が続いている人気アトラクションだ。チケット代は、ウェルカムドリンク・アフタヌーンティーセットを含んで5,400円、上演時間は約90分となる。
「最初の15分~20分は、ゆっくりお食事ができます」と事前にアナウンスされていたとおり、冒頭は落ち着いて飲食ができた。しかし、その後は物語が急展開し、のんびり食べている場合ではなくなるのだ。
観客が物語を左右することもある
さまざまなストーリーが展開されていくなかで、徐々に「没入型」の意味がつかめてきた。登場人物たちは、列車内の端から端までを行ったり来たりしながら演じる。演者のマイクはオンオフが切り替えられており、自分の席から遠い場所で繰り広げられる会話があえて聞こえないこともある。逆に自分たちだけが聞ける会話もあり、秘密を知ったような感覚になる。
観客の介入が物語を左右することもある。本公演では物語のカギを握る重要な小物があるのだが、観客がそれに触れることもあるようだ。
座る座席によって聞こえてくる会話や目に入るシーンが異なることもあり、リピートする人も少なくないそうだ。物語が動き始めると飲食よりも演劇に集中したくなるので、食事はサっと済ませて、じっくり演劇に没入するのが良いかもしれない。
お台場の「イマーシブ・テーマパーク」にも期待が高まる
本公演を仕掛けるのは、USJの経営再建で知られる森岡毅氏が率いる刀社。マーケティングやエンターテインメントの領域を強みとする同社は、ハウステンボスや丸亀製麺のマーケティング支援などでも成果を上げている。
例えば、魅力的な女性が近づいてきて耳元で「私を助けてほしい」とささやく。道を歩いていたら、突然スパイとテロリストの銃撃戦に巻き込まれる。ヒロインを助けるために毒薬を使って悪者を殺さなければいけなくなる、といった具合だ。
没入型レストランでの体験を通じて、イマーシブシアターの醍醐味を感じることができた。
取材・文:小林香織
<取材協力>
西武園ゆうえんち
株式会社 刀
イマーシブ・フォート東京

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