同社は、2020年に新型コロナウイルス感染症の流行を契機にマスク需要が急増したため、中国の大連工場と蘇州工場の2拠点の生産に加え、2020年7月に宮城県角田工場にマスク生産設備を導入したことで、日本国内に月2億3千万枚のマスクを供給できる体制を構築。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した後も、不織布製品の生産技術を活用した商品開発を行い、ラインアップを拡充することで、マスク以外の除菌ウェットシートやフローリングシートなどの新商品を発売。
このような不織布製品の知見を活用したヘルスケア事業の強化を検討する中で、同社と王子ネピアと協議を重ね、今回国内赤ちゃん用おむつの生産設備の取得と「Genki!」ブランドのライセンス契約に至ったとのことだ。
同社は、「Genki!」ブランドの高い知名度と同社の強みである物流体制と販売網を活かし、赤ちゃん用紙おむつ事業に新規参入。今後、富士裾野工場の一部を改修し、2025年上旬を目途に赤ちゃん用紙おむつの生産を開始するとしている。
同社は、今後も赤ちゃん用紙おむつ、マスクなど衛生用品を中心に、段階的にヘルスケア関連商品のラインアップ拡充を図り、2030年にはヘルスケア事業で売上高約400億円を目指すとのことだ。
■概要
(1)王子ネピアが所有する国内の赤ちゃん用紙おむつの生産設備の一部取得売買契約日:2024年11月21日
(2)王子ネピアが国内販売する赤ちゃん用紙おむつ「Genki!」ブランドのライセンス契約

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