LaboJet-800販売を開始したのは「LaboJet-800」と「LaboJet-650」の2機種で、次世代電子デバイスや機能性液体の開発用途を想定しているという。
同社によれば、インクジェット技術はプリンター分野で完成された技術であるものの、機能性液体の塗布用途では液材料に対する多くの制約があり、長期にわたる技術開発とノウハウの蓄積が必要とされてきたという。今回の新装置には、同社が28年間にわたり蓄積してきた評価ノウハウが盛り込まれており、材料開発から試作までの各プロセスを支援する高度な機能を搭載しているとのことだ。
具体的には、1cc以下の液材料での評価を可能にする高耐液インクジェットヘッド「GlassJet」を採用し、試験可能な液物性範囲を拡大。さらに、液滴観察用カメラやリアルタイム描画観察カメラなどを搭載することで、インクジェットの飛翔挙動や描画結果の可視化が可能となっている。
また、同時に発売されたLaboJet-650は、グローブボックス内での利用が可能な超小型設計となっている。

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