茨城県神栖市、再エネプロジェクトの収益でEV車両を導入 公用車や災害時の移動手段・非常用電源として活用
茨城県神栖市とまち未来製作所は、共同で推進する再生可能エネルギー活用プロジェクト「e.CYCLE KAMISU(いいサイクル神栖)」の一環として、得られた収益の一部を活用し、電気自動車(以下、EV)を導入したと発表した。

このEVは神栖市役所の公用車として使用されるほか、災害時の移動手段や非常用電源としても活用するという。


導入されたEVの車体には、神栖市の風力発電を象徴するイラストと、同市のイメージキャラクター「カミスココくん」が描かれており、地域住民に親しみやすいデザインだとしている。神栖市は風力発電に適した地域であり、2024年7月時点で市内には41基の大型風力発電施設が稼働しているとのことだ。

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導入したEV同プロジェクトでは、神栖市内で発電された風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーを地産地消するだけでなく、神奈川県横浜市や東京都千代田区などの連携自治体にも供給し、地域間でのエネルギー流通を実現。

この取り組みにより得られた収益は、地域コミュニティの活性化やレジリエンス強化などに還元されているとのことだ。
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