ENEOS、次世代の低炭素ガソリン「エタノール混合ガソリン」の開発実証を開始 「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025」でも提供
ENEOSは、「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025」においてエタノール混合ガソリンの提供および開発実証を開始すると発表した。

なお、開発実証の実施にあたり、同燃料の提供先であるSUBARU、トヨタ自動車、日産モータースポーツ&カスタマイズ、マツダの各社技術開発最高責任者とともに、同開発実証に関する会見を富士スピードウェイで開催したとのことだ。


ENEOS、次世代の低炭素ガソリン「エタノール混合ガソリン」...の画像はこちら >>
ENEOS、次世代の低炭素ガソリン「エタノール混合ガソリン」の開発実証を開始植物由来のエタノール(バイオエタノール)は、トウモロコシやサトウキビなどに含まれるグルコース、ならびに草本系植物やパルプ、古紙などを原料とするセルロースを発酵させて製造。

原料となる植物等が大気中のCO2を吸収することから、化石燃料と比べて炭素排出量が少ない低炭素燃料となっている。

エタノール混合ガソリンは、既存の化石燃料由来のガソリンにバイオエタノールを混合したもので、自動車分野で注目されている次世代の低炭素ガソリン。

ENEOS、次世代の低炭素ガソリン「エタノール混合ガソリン」の開発実証を開始 「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025」でも提供
低炭素ガソリン同社は、長年培った燃料に関する技術的知見を活用し、従来からエタノール20%混合ガソリン(以下、E20)の品質(JIS規格)が定義されていないことや国内外での技術情報が不足しているという課題に取り組みを実施。

今回、ENEOSスーパー耐久シリーズでのE20供給を通じて、自動車メーカーと燃料メーカーが協力。過酷なレース条件下での開発と実証を目指しているとう。

ENEOS、次世代の低炭素ガソリン「エタノール混合ガソリン」の開発実証を開始 「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025」でも提供
低炭素燃料技術の進展今後は、供給先のチーム、STMOの協力を得ながら、日本における低炭素燃料技術の進展に努めていくとのことだ。
編集部おすすめ