
定置燃料電池このグリーン水素は、同社の「再エネ水素実証プラント」で太陽光発電を利用して製造されたもので、福岡酸素の協力を得て、福岡県北九州市のトヨタ自動車九州・小倉工場に供給されているという。
同プラントでは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを活用し、発電量に応じて水素の生成量を制御する仕組みを導入。生成された水素ガスは高圧ガスとしてシリンダーに充填され、燃料電池発電システムなどで利用可能な形で市場に供給されているとしている。

同社は、2026年度から本格稼働する「排出量取引制度」(※2)に対応するため、再生可能エネルギー由来の水素供給体制の構築を進めており、今回の供給開始はその第一歩だとしている。
(※1)再生可能エネルギーのみで製造した、使用時だけでなく製造時もCO2を排出しない水素