同プログラムは、企業の事業フェーズに応じてAI計算基盤やパートナーシップ支援、販売支援などを行い、AIを活用した事業化や商用化を後押しするもの。
プログラムは以下の3つのプランで構成されている。
パイロットユーザー向けプラン
AIモデルの初期構築やプロトタイプ検証に取り組む企業を対象とし、NVIDIA GPUおよびNVIDIAのネットワーキングとソフトウエアを搭載したAI計算基盤「NVIDIA DGX A100」システム1台と周辺機器一式を最大60日間無償で提供する。
開発・検証ユーザー向けプラン
AIモデルの開発・検証やPoC(概念実証)に取り組む企業を対象に、「NVIDIA DGX A100」「NVIDIA DGX H100」などのシステムを低価格で提供。専用リソースとして複数台の利用が可能で、開発環境の自由なカスタマイズにも対応する。また、企業や研究機関とのマッチングによるパートナーシップ構築も支援対象とされる。
事業拡大ユーザー向けプラン
商用化および事業拡大を目指す企業向けのプランで、ソフトバンクが出資を行うとともに、NVIDIAのAI計算基盤を実質的なコスト負担を抑えて提供。さらに、ソフトバンクの販売チャネルや顧客ネットワークを活用し、顧客開拓支援も行う。
また、同プログラムは、子会社であるSTATION Aiと連携し、日本最大規模のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」に入居する企業にも提供される予定だとしている。