
蓄電池を併設する「福岡・飯塚第一メガソーラー発電所」(所在地:福岡県飯塚市)今回の受注した設置工事は、福岡県飯塚市にある「福岡・飯塚第一メガソーラー発電所」において、既存のFIT制度(※2)による発電所をFIP制度に移行し、蓄電池を新たに設置するもの。
同発電所は2018年にテス・エンジニアリングが建設・納入したもので、現在もメンテナンスを継続しているとのことだ。
FIT制度による再エネ発電所の増加に伴い、電力需給バランスの調整を目的とした出力制御が増加。これに対し、FIP制度では市場価格に応じた売電が可能であり、蓄電池との併設により、発電余剰時に充電し需要時に放電することで、出力制御の影響を抑制しながら収益性の向上が見込めるとのことだ。
同社は中期経営計画「TX2030」において、「FIT太陽光のFIP転+蓄電池併設」を注力分野の一つと位置づけており、2030年までに累積施工容量150MWの達成を目指すとしている。
■設備概要
納入先:京セラTCLソーラー所在地:福岡県飯塚市
システム内容:FIP制度を活用した太陽光発電所に併設する蓄電池システム
PCS出力:1,500kW
容量:約6,000kWh
納入時期(予定):2026年2月
(※1)再生可能エネルギー発電事業者が発電した電気を卸電力取引市場や相対取引で売電をした場合に、基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアム額として交付する制度。