JR西日本、岡山エリアで「100%次世代バイオディーゼル燃料」による営業列車の運行開始 CO2排出量が実質ゼロに
西日本旅客鉄道は、化石燃料である軽油を燃料として走行しているディーゼル車両の100%次世代バイオディーゼル燃料による運行を、岡山エリアで開始すると発表した。

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JR西日本、岡山エリアで「100%次世代バイオディーゼル燃料」による営業列車の運行開始次世代バイオディーゼル燃料導入に向けて、2022年度から2024年度にかけて国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度 令和4年度新規技術開発課題」(鉄道車両におけるバイオディーゼル燃料の導入に向けた技術開発)として、(公財)鉄道総合技術研究所とJR7社で実証試験を実施。


試験結果が良好であったことから、100%次世代バイオディーゼル燃料による営業列車の運行開始に至ったとしている。

JR西日本グループでは、2021年に環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」を策定し、2050年にグループ全体のCO2排出量「実質ゼロ」とすることをめざした取り組みを実施しているという。

同件は、その目標達成に向けた取り組みの一つとなており、これにより同列車でのCO2排出量が「実質ゼロ」となるとしている。

同社は今後も、環境長期目標達成に向け、様々な取り組みを進めていくとのことだ。

■概要

導入規模:約2,100kL/年(※全気動車運転用燃料の約10%相当)
CO2排出削減量:年間約 5,500t(※一般家庭約2,000世帯分相当)
供給開始時期:2025 年 11 月 11 日
その他:同取組についてのシールを導入車両へ貼り付け
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