2025年の表す一文字、最多は「高」　物価高の影響から消費者の意識変化も顕著に
ハー・ストーリィは、女性インサイト・トレンドレポートにて15歳以上の男女566人に、今年を表す漢字について調査し,結果を公表した。

■2025年を表す一文字は「高」出典：HERSTORY REVIEW1月号

最も多かった一文字は「高」。物価高、昨年に続き酷暑による高気温のほか、初の女性首相である高市総理を連想した声も上がったという。
日常のあらゆる場面で「高」が意識された一年だったと同社は考察。

また、1位と1票差で2位の「米」は、米の価格高騰により振り回されたという声に加え、円安・米国経済ニュースの多さから“米（アメリカ）”を想起したという回答も寄せられていたとのことだ。

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2025年を表す一文字は「高」（出典：HERSTORY REVIEW1月号）

■【消費動向】「家・健康・推し活」ー内向き消費が増加

増加した消費動向をみると、大きく増えた項目1位は、スマートフォンなどを利用した電子決済（+54.2pt）。

ほかに増加が目立ったのは「健康関連（食品／ウェア・シューズ／グッズ／アプリ・デバイス／睡眠関連グッズ）」、「自宅時間（自宅で過ごす／内食）」、「備品・災害用品」で、健康関連が複数カテゴリで20pt超となり、生活の基盤づくりへの投資が進んだことが特徴となった。

2025年の表す一文字、最多は「高」　物価高の影響から消費者の意識変化も顕著に
【消費動向】「家・健康・推し活」ー内向き消費が増加

■【消費動向】「外出・装い・お酒」ー外向き消費は縮小

女性たちの消費増減の差分が5pt以上減った項目をみると、減少項目1位は、「お酒・アルコール（-12.8pt）」となった。

ほかには、「カフェ・外食」、「美容・ファッション（美容院／メイク・化粧品／ファッション関連）」となり、物価高の中、対外的な消費より生活直結の支出を優先する姿勢が見られた。

2025年の表す一文字、最多は「高」　物価高の影響から消費者の意識変化も顕著に
【消費動向】「外出・装い・お酒」ー外向き消費は縮小調査の結果から同社は、2025年は、物価高が生活のあらゆる場面に影響を及ぼし、消費者の意識変化が特に顕著に表れた一年となったとしている。

外食・美容・レジャーといった「外向き消費」を控える一方で、健康・睡眠・防災・内食・キャッシュレスなど、生活を支える「内向き消費」が大きく伸長。

家計を見直しつつも、健康や自分の時間といった“自分に効く投資”には積極的で、生活価値観のシフトがより鮮明になった一年となったと同は考察している。

＜参考＞
ハー・ストーリィ『今年を表す漢字についての調査』
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