冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
パナソニックは、本格的な冬を前に全国400名を対象に調査を実施し、結果を公表した。

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冬の水道光熱費の盲点は「給湯」

■冬の水道光熱費では、7割以上が「暖房」を意識する一方で、「給湯コスト」は意外な盲点に

冬場、「料金が増えている」「気になる」と感じる水道光熱費の項目を聞いたところ、「暖房」が73.0%と1位に。次いで「入浴」が38.3%で2位が続くが、毎日行う家事である「食器洗い」と回答した人はわずか5.3%にとどまった。


しかし、資源エネルギー庁のデータ(※)によると、家庭における用途別エネルギー消費では、「暖房」よりも「給湯」の方が大きな割合を占めているという。

多くの人が「冬は暖房費がかかる」というイメージに捉われがちだが、実際には家庭内でトップクラスのエネルギーを消費している「給湯」が、完全にノーマークとなっており、同社は、これこそが冬の家計における意外な盲点だと考察している。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
冬場、「料金が増えている」「気になる」と感じる水道光熱費の項目また、冬場の水道光熱費全体で気になる項目としても「電気代」が62.5%で1位と突出しており、「水道代」は3.8%、「燃料・ガス代」は23.0%と関心は相対的に低い結果に。

リビングのエアコン設定温度や照明には厳しくても、キッチンの蛇口から流れるお湯が「隠れコスト」になっていることには、意外と気づかれていない事実が明らかになったとしている。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
冬場の水道光熱費全体で気になる項目

■節約志向でも冬は“お湯”が欠かせない傾向に。約8割がガス代・水道代の“二重負担”に陥っている可能性も

冬の食器洗いで最も負担に感じることを聞いたところ、1位は34.0%の「水の冷たさ」。この「冷たさ」を回避するため、全体の77.0%もの人が食器洗いに「お湯」を使用していることがわかった。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
冬の食器洗いで最も負担に感じること
冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
冬場に食器を手洗いする際、お湯は使うかまた、「お湯で食器を洗う際にガス代と水道代が二重でかかっていることへの意識」について聞くと、約6割以上が「意識している」と回答。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
お湯で食器を洗う際にガス代と水道代が二重でかかっていることへの意識「冷たい水で我慢するか」「コストをかけてお湯を使うか」という究極の二択を迫られた結果、多くの人が寒さに勝てず、結果的にコストがかかる「お湯」を選択せざるを得ない実態がうかがえた。

さらに、負担の3位には「手の乾燥」が21.8%と上位にランクインしており、冬の食器洗いは「見えない出費」と「身体的負担」の両方が重くのしかかっていると同社は考察している。

■根強い「手洗い信仰」。約4割が手洗いの方が節約になると回答し、損をしている可能性も

「手洗いと食洗機、どちらが水道光熱費を節約できるか?」という設問では、約4割の人が「手洗いの方が安い」と回答。
依然として「機械を使うことは電気代がかかるため高い」というイメージを持つ層が一定数存在することが判明。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
手洗いと食洗機、どちらが水道光熱費を節約できると思うか「食器洗いの際の節約方法で実践していることはあるか」という設問では、33.8%の人が「水をこまめに止める」と回答し節水の工夫をしていることわかった。

冬の水道光熱費の盲点は「給湯」 約7割が暖房費用を意識も、お湯の「隠れコスト」はノーマークか
食器洗いの際の節約方法で実践していること【調査概要】
調査期間:2025年12月2日~2025年12月3日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:全国に住む、共働き世帯または専業主婦/主夫世帯で日常的に家事をしている20歳~86歳の男女400名
実査委託先:楽天インサイト

<参考>
パナソニック調べ『冬の水道光熱費に関する意識調査
(※)出典:資源エネルギー庁ウェブサイト【第12-2-5】世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移
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