KDDIとローソン、オフィス環境に特化した実験店舗を大阪に開店 スマホレジ活用で買い物時間短縮
KDDIとローソンは、オフィス環境に特化した実験店舗「ローソンKDDI大阪第2ビル店」を、KDDI大阪第2ビルの社員専用フロアに開店した。

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KDDIとローソン、オフィス環境に特化した実験店舗を大阪に開店同店舗は、東京・高輪のKDDI本社内で運営している「ローソン S KDDI高輪本社店」と同様、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗。
店舗と連携した専用の「オフィスローソンアプリ」を活用し、スマートフォン上で商品選択から決済まで完結するスマホレジ機能を導入している点が特徴で、レジに並ぶ必要がないという。これにより、朝や昼の混雑時間帯を含め、店舗滞在時間の平均は約2.5分となっている。

アプリ内に決済データを集約することで、利用者の購買履歴などをもとに、商品レコメンドなどのパーソナライズされた体験の提供を目指す。また、商品の在庫数や消費期限に応じたダイナミックプライシングを導入し、消費期限が近い商品には割引価格を適用するとともに、プッシュ通知による情報配信も行っている。

東京・高輪のKDDI本社店では、2025年7月の開店以降、業務中の買い物時間の削減につながったという声が寄せられた一方、社員割引やポイント還元などを求める意見もあったという。これを受け、社員向けクーポンの配布や、タイムセール情報の通知などの施策を開始したとのことだ。

大阪での出店は、高輪本社以外のKDDI事業所への展開の第一弾。今後は新宿など、複数の事業所へ順次拡大する予定で、全国のKDDIグループ社員の生産性向上や、オフィス勤務に対する満足度の向上を目指すとしている。
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