■推し活の「光と影」楽しさの裏で感じるデメリット、1位は圧倒的に「お金」
事前調査で「推し活をしている/したことがある」と回答した20代~60代の男女を対象に、「推し活で感じているネガティブな影響は何か(だったか)」と聞いたところ、最も多かった回答は「お金を使いすぎてしまうことがある」で45.2%だった。次いで、「時間の使い方が偏ってしまう(寝不足・予定調整が難しい)」が31.6%、「推しの活動停止や炎上で精神的に落ち込むことがある」が15.6%で続くという結果に。
【全体】推し活で感じているネガティブな影響は何か(だったか)
■推しが辛いと自分も苦しい 20代は活動休止や炎上でメンタルに深く影響を受ける傾向に
年代別で見ると、20代は「推しの活動停止や炎上で精神的に落ち込むことがある」、「課金/参加しない自分に罪悪感を覚えてしまう」、「リアルな人付き合いや恋愛に消極的になる」と回答した人が他の年代に比べて多くなった。
■フリーだからこそ止まらない?未婚者の半数が「お金の使いすぎ」に悩む現実
未婚・既婚別で見ると、「お金を使いすぎてしまうことがある」と回答した人は、既婚者が39.1%だったのに対して未婚者は50.4%と11.3ポイント多くなっている。特に未婚の場合は自由に使える可処分所得の割合が大きく、ライブやイベント、グッズ購入などに多額の支出をしている人も一定数いると同社は考察。
また、独身で自由に使える時間やお金が多いケースでは、推し活仲間同士で積極的にコミュニティを形成し、よりアクティブに推し活にのめり込むことで、使う金額も積み上がっていく可能性もあると推測している。
■収入に対する「支出の割合」が重荷か。学生・パート層が抱える「使いすぎ」への罪悪感
職業別で見ると、「お金を使いすぎてしまうことがある」と回答した人は、会社員・公務員や自営業・自由業に比べて、学生・パート/アルバイトや無職・その他の人で多くなる結果に。推し活に使う絶対額に大きな差がない場合も、収入に対する支出の割合が大きくなるため、「お金を使いすぎた」という意識をより強く感じやすくなる可能性があると同社は考察。
一方で同社は、実家暮らしの学生などの場合は、収入を自由に趣味に使うことができる傾向があるため、支出額が多くなりがちになる可能性もあると推察している。
対象者:事前調査で「推し活をしている/したことがある」と回答した20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年6月19日
<参考>
フォーイット『推し活のデメリットに関する調査』

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