山梨県富士吉田市、レベル2自動運転EVバスの有償実証運行を開始へ 2026年度自動運転レベル4実現を目指す
富士急行は、持続可能な地域公共交通の実現に向け、レベル2自動運転EVバスの有償実証運行を2026年1月5日より開始すると発表した。

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レベル2自動運転EVバスの有償実証運行を開始へ山梨県富士吉田市、富士急行、富士急バスは、「レベル2」による自動運転EVバス運行の実証実験を、2023年10月から2025年5月にかけて様々な走行環境で実施してきた。


これまでの実証実験では、運行に関わる技術面や社会受容性の検証を行ってきたが、次のステップとして、富士吉田市内の公道「富士みち」を中心とする循環ルートで、有償による実証運行を実施するとのことだ。

「富士みち」は富士山に向かって一直線に延びる道路で、周辺は「商店街」「富士山駅」「生活・公共施設」「世界遺産構成資産」の4つのエリアに分かれる。市内のアクセス向上に繋がるほか、訪日観光客の二次交通手段として地域の回遊性向上や地域経済への波及効果も期待されるという。

山梨県富士吉田市、レベル2自動運転EVバスの有償実証運行を開始へ 2026年度自動運転レベル4実現を目指す
「富士みち循環ルート」富士急行らは、今後も運行の安全性・安定性向上を図りつつ、オペレーターに替わりシステムが運転を制御する「レベル4」運行に必要な許認可を取得し、2026年度における自動運転レベル4の社会実装を目指すとしている。

■運行概要

運行車両:TIER(ティア)Ⅳ(フォー)Minibus(ミニバス)2.0(ベース車両BYD J6)
運行速度:35km/h以下
乗車定員:16人(オペレーター1人含む)
運行期間:2026年1月5日~2月28日
運行区間:富士吉田市内を循環するルート全長約5.2㎞
運行本数:1日6便
乗車場所:13カ所
乗車運賃:大人100円、小人50円(小学生未満無料)
運行体制:乗務員1人、遠隔監視員1人

山梨県富士吉田市、レベル2自動運転EVバスの有償実証運行を開始へ 2026年度自動運転レベル4実現を目指す
ルート図
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