CO2・水素を原料とした持続可能な航空燃料の合成に成功 代替燃料としての有効性を確認
IHIは、持続可能な航空燃料(以下、SAF)の開発に取り組み、CO2と水素を原料としたSAFを、試験装置規模で合成することに成功したと発表した。

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CO2・水素由来の持続可能な航空燃料の試験装置規模での合成に成功合成したSAFは、航空燃料評価機関である米国・ワシントン州立大学において評価を受けた結果、航空機用代替ジェット燃料として、良好な特性を有していることが確認されたという。


同大学バイオプロダクト科学・工学研究所のジョシュア・ヘイン所長は、同社の新燃料サンプルについて、初期段階のSAF候補に必要な試験特性を満たし、炭化水素組成や粘性など低温流動特性が良好だったと評価。

これは、同社が合成したSAFが、飛行中の寒冷環境での運用に必要な基準を十分に満たし、燃料の密度や燃費特性においても優れていることを示しているという。また、CO2と水素を炭化水素に直接変換する新合成法の商用化に向け、ASTM認証(※)取得への重要な一歩になったとしている。

CO2・水素を原料とした持続可能な航空燃料の合成に成功 代替燃料としての有効性を確認
シンガポールに設置された試験装置同社は今後も、環境に配慮した経済的な航空機によるカーボンニュートラルの実現を目指し、効率的かつ安定的なSAF製造技術の早期確立に向けて、開発を推進していくとのことだ。

(※)製造されたSAFをジェット燃料として利用するために必要な、ASTM Internationalが定める航空機用代替ジェット燃料に関する規格(ASTM D7566)の認証。
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