日揮HD、福島県浪江町の実証プラントでグリーンアンモニア製造を開始 近隣火力発電所へ供給計画
日揮HDは、福島県浪江町に設置した再生可能エネルギー由来の水素を原料とするグリーンアンモニア製造技術の実証プラントで、グリーンアンモニアの製造を開始した。

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日揮HD、福島県浪江町の実証プラントでグリーンアンモニア製造を開始製造したグリーンアンモニアは販売先(オフテイカー)を通じて、近隣の火力発電所に供給する計画だという。
供給はレゾナックを通じて実施し、火力発電所の排煙脱硝用途として活用される予定としている。

今回稼働を開始したのは、実証プラント「浪江グリーンアンモニア統合制御実証フィールド(NAMICS)」。同プラントは2023年10月に着工し、2025年11月に建設が完了。試運転を経て、2026年1月上旬にグリーンアンモニアの製造を開始した。

同プラントは、近隣の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)から供給される再生可能エネルギー由来の水素を原料に、グリーンアンモニア製造技術を実証するもの。稼働は2026年度までを予定しており、日揮HDはプラント運転を最適化する「統合制御システム」の検証と改善を含め、グリーンアンモニア製造技術の確立に取り組むとのことだ。

同社は、同取り組みがNEDOのグリーンイノベーション基金事業の一環として、旭化成と共同採択されたプロジェクトの一部であるとしている。さらに、旭化成が2027年度以降に計画する大規模グリーンケミカル実証プラントにおいて、本プラントの実証結果で得られた知見を活用する予定だという。

■グリーンアンモニア技術実証事業について

事業体制:
日揮HD、旭化成の共同採択事業
「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」

事業概要:
・再生可能エネルギー由来の水素を利用したアンモニア製造
・プラントの運転最適化に向けた統合制御システムの開発と利用

期間:
2022年度下期~2026年度末

場所:
福島県浪江町 棚塩産業団地内

アンモニア製造能力:
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