NTTドコモは、マネックス証券と共同で、新NISAの利用実態や相談ニーズを把握するため、全国の20~69歳の男女を対象に「NISAに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
調査の結果、NISA制度自体の認知率は78.4%と約8割に達していることが明らかになった。
一方で、「内容まで知っている」と回答した人は26.8%にとどまり、制度の認知と理解の間に大きな差がある状況が浮き彫りとなった。実際にNISAを利用している人は44.9%であり、認知率の高さに比べて利用率は4割台にとどまっているという。
NISAについてどの程度知っているか次に、NISAを利用していない層に対して利用意向を調査したところ、35.2%が「利用したい」と回答した。しかし、利用意向がある人のうち52.5%は「1年以上前から利用したいと思っている」と回答しており、長期間にわたって利用意向がありながらも、実際には口座開設に至っていない実態が明らかになったとのことだ。
さらに、NISA未利用者のうち利用意向がある人に対して理由を尋ねたところ、「漠然といつか利用したいと考えていた」と回答した人が40.6%と最も多く、具体的なきっかけを見出せていない人が多い可能性が示された。
NIS Aを利用したいと思った理由相談環境に関する調査では、「これまでに投資や貯蓄などのお金の話を誰かとしたことがあるか」という設問において、お金の話をした経験がある人ほどNISAの利用率が高い傾向が確認された。
これまでに投資や貯蓄などのお金の話を誰かとしたことがあるかまた、NISA利用者に対して「NISAを始める際に誰かに相談したか」を聞いたところ、45.7%が「第三者に相談した」と回答しており、相談できる環境の存在がNISA利用の後押しとなっている可能性が示唆された。
NISAを始める際に誰かに相談したか一方で、相談場所の不足も明らかになった。「身近にNISAの相談ができる場所があるか」という設問では、全体の76.7%が「ない」と回答し、NISA未利用者に限定すると82.6%が「ない」と回答したという。また、「気軽に相談できる場所が必要だと感じるか」という問いに対しては、52.3%が「必要だと感じる」と回答しており、多くの人が相談環境の不足を課題として認識していることが分かった。
身近にNISAの相談ができる場所があるかNTTドコモとマネックス証券は、今回の調査結果を踏まえ、資産形成を支援する取り組みとして、全国の対象となるドコモショップにおいて「NISA・資産運用の申込みサポート」の対応を開始するとしている。マネックス証券がドコモショップを運営する代理店と金融サービス仲介業契約を締結することで、ドコモショップでNISA口座や証券総合口座開設に関する相談やサポートが可能となる。
まずは全国35店舗で先行して開始し、その後、早期に100店舗規模へ拡大する予定であるとのことだ。
【調査概要】調査期間:2025年8月5日~8日
調査対象:全国の20~69歳の男女
回答数:1,000人
調査機関:アクセンチュア
<参考>
NTTドコモ、マネックス証券『
NISAに関する意識調査』