LINEヤフー、福島県・福岡県の森林組合と協定締結 初の「水源涵養」への取り組みで水資源保全へ
LINEヤフーは、西白河地方森林組合および福岡県広域森林組合と、それぞれ森林整備に関する協定を締結したことを発表した。

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LINEヤフー、福島県・福岡県の森林組合と協定締結同協定は、同社が所有する白河および北九州のデータセンターで使用する水資源を支える流域において、水源涵養機能の維持・向上を図るとともに、両データセンターで使用する水量を上回る水が流域で育まれることを目指す枠組み。


同協定のもと、LINEヤフーと西白河地方森林組合および福岡県広域森林組合は、森林整備などの取り組みを通じて、水循環の健全性を高め、地域の水資源保全と自然環境の維持・回復に貢献するという。

なお、水源涵養を目的とした取り組みは、同社において初めてとのことだ。

同取り組みでは、2026年春から、福島県の阿武隈川水系および福岡県の遠賀川水系において、データセンターの水利用と関係の深い流域を対象に森林整備。

森林は、降水を地中に浸透させ、地下水や河川の水量を安定的に保つ水源涵養機能を担っており、適切な間伐や植林などの整備を行うことで、流域全体の水循環の健全性向上が期待されるという。

同協定に基づき、LINEヤフーは森林整備費を支援し、各森林組合がそれぞれの対象地域において森林整備を実施。整備した森林における水源涵養量については、八千代エンジニヤリングの技術支援のもと、降水量、蒸発散量、地質条件などを考慮した水収支解析により算定しているという。

なお、同取り組みでは、10年間にわたり森林整備を段階的に進める計画としており、森林整備の進捗に応じて水源涵養機能が高まっていくことを想定。

その結果、10年目時点における単年効果として、阿武隈川水系(福島県)では年間約10万立方メートル、遠賀川水系(福岡県)では年間約9.4万立方メートルの水が、整備した森林で涵養されると見込まれているとのことだ。

これらの涵養量は、白河および北九州のデータセンターで使用する水量を上回る水が流域で育まれることを前提に算定されており、森林整備による水源涵養と、データセンターにおける節水・効率化の取り組みを組み合わせることで、各流域における水循環の健全性向上を図るとしている。

LINEヤフー、福島県・福岡県の森林組合と協定締結 初の「水源涵養」への取り組みで水資源保全へ
取り組みイメージ福島県においては、阿武隈川上流域に位置する森林を対象に、西白河地方森林組合と協定を締結し、間伐を中心とした森林整備を実施。同取り組みを通じて、木材チップのバイオマス発電利用など、森林資源の循環とエネルギー活用の促進にもつなげながら、水源涵養機能の維持・向上を図るという。

福岡県においては、遠賀川上流域に位置する森林を対象に、福岡県広域森林組合と協定を締結し、再造林を中心とした森林整備を実施。
同取り組みを通じて、森林の健全性を回復しながら、水源涵養機能の維持・向上につなげていくとのことだ。
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