自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
花王は、「災害への備えに関する意識と実態」調査を3つの属性で実施し、結果を公表した。

■不安のトップは「地震」「障害のある人」の不安度が最も高い    

日常的に不安に思っていることは、どの調査対象者でも「地震」がトップ。次いで「停電」「断水」のライフラインの停止や「台風」「暴風雨」の自然災害が挙がった。


対象者別にみると、最も不安度が高いのは「障害のある人」、次いで「70代高齢者」という結果に。「20~60代」では年代が下がるにつれ不安度が低くなり、20代ではトップの「地震」でも49%と半数にとどまっている。

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日常的に不安に思っている自然災害やライフライン事故・年代別

■「若年層」と「単身者」の備え不足が顕著

「自然災害やライフラインの事故に備えて、日頃から備えている」(「十分」+「ある程度」の合計)と回答したのは、70代で58%、60代で53%と、高齢層では半数を超えるも、40~50代は45%、20~30代では40%にとどまり、若年層ほど対策が後回しになっている実態が浮き彫りとなった。

自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
自然災害やライフラインの事故に備えての日頃からの準備また20~60代を「単身者」と「家族と同居している人」で比較すると、「全く備えていない」割合は、「家族同居者」の13%に対して、「単身者」では31%と、「単身者」の備え不足が顕著に。

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自然災害やライフラインの事故に備えての日頃からの準備(同居者の有無別)

■備蓄品のトップは「水」、20~30代ではわずか38%にとどまる

最も備えているものは、ほとんどの対象者で「水(ペットボトル等)」がトップ。

「60代」、「70代高齢者」や「障害のある人」は、比較的備蓄率がどの項目でも高めなのに対し、20~30代は最も備えている「水」でも38%。それ以外の項目はいずれも3割未満で、具体的な備蓄品においても、若年層の準備不足が課題であることがわかった。

自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
日頃から備えているもの(対象者別)

■備えられない理由 「面倒」「わからない」「お金がない」

「あまり備えていない」「全く備えていない」と回答した人たち(計1,415人)に対して、備えていない理由を尋ねたところ、最も多かったのは、「面倒で後回しにしている」で38%となった。

「何を備えればいいかわからない」が33%、「金銭的余裕がない」が31%、「いくら備えても万全ではないと思っている」が23%で、家庭で何を備えればよいか、備えがないとどう困るのかを具体的にイメージできていない様子が見受けられる結果に。

自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
災害に備えていない理由

■配慮が必要な人々に周囲の人ができること

災害時に、配慮が必要と言われる高齢者と障害のある人に、「災害を乗り越えられると思うか」を聞いたところ、70代高齢者は79%が「大きな問題はなく乗り越えられる」、「多少の不便はあるが乗り越えられる」のいずれかを選択。

自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
自然災害やライフラインの事故が起きた時の「乗り越え」意識一方、障害のある人では47%にとどまり、36%が「乗り越えられず、多くの困難を感じる」と強い不安を抱えている結果となった。

自然災害やライフラインの事故への備え、若年層ほど対策が後回しに 「面倒」「わからない」などの声
災害を乗り越えられる理由・乗り越えられない理由【調査概要】
●「災害に関する調査」2025年11月/インターネット調査
・「My Kao くらしラボ」読者/3,598人

●「生活者の災害への備えに関する意識・実態調査」2025年5月/インターネット調査
・首都圏在住20~60代男女/1,400人
・全国70代男女/600人
・全国18歳以上 身体・精神障害者男女/700人

<参考>
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