オフィスワーカーの約5割が物価高の負担は「節約」で対応 外食ランチやコンビニ控えが増加、投資や副業は一部に留まる
Hajimariは、オフィスワーカー500名を対象に「物価高とオフィスワーカーの節約に関する実態調査」を実施し、結果を公表した。

■オフィスでの物価高対策、1位は「外食ランチ控え」、2位は「コンビニ控え」

オフィス内での物価高への対応として、最も多かった回答は「特に意識して対策していない」で153人。

具体的な行動としては「水筒を持参し、飲み物を買わないようにしている」が111人、「自販機の飲み物やコンビニコーヒーを買わなくなった」が106人、「ランチの外食を控えている」が101人と続いた。


「お菓子や間食を買わなくなった」という人も83人おり、オフィス周辺での「つい買ってしまう消費」を抑制する動きが見られる結果に。

また「光熱費削減のため、リモートワークを減らして出社している」と答えた人も60人いた。

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オフィス内での物価高への対応

■推し活、エンタメ費、美容費はやめられない出費

一方で、物価高でも「やめられていない」支出としては、「外食ランチ」が89人で最多。次いで「推し活・オタク活動」が63人、「エンタメ費(マンガ、本、動画サブスクなど)」が59人と続く。

また、「美容費(化粧品、美容医療など)」と「コンビニでのちょこちょこ買い」を挙げた人がそれぞれ53人、「カフェのコーヒー」を挙げた人が52人、「特にやめられないものはない」は223人となった。

日々の利便性や精神的な充実感に直結する項目は、節約の対象になりにくいことがわかる結果に。

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物価高でも「やめられていない」支出

■ランチ代は500円未満が約31%。ランチを食べない人も22%

現在の平日のランチ予算を聞いたところ、最も多かったのは「ランチはほとんど食べない」で約22%となる110人。

ランチを食べている人の中では、「1,000円未満」が99人と最も多く、次に500円未満が続く。なお、300円未満は71人、500円未満は87人と、ワンコイン未満でランチをやりくりする人は全体の約32%となった。

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現在の平日のランチ予算

■飲み会、減らす人が多いが「そもそも行かない」が過半数

飲み会への影響について、「もともと飲み会にはほとんど行かない」と答えた264人を除くと、最も多かった変化は「節約のため、回数を減らした」で91人。

次いで「仕事や人付き合いとして必要なので、特に変えていない」が66人、「回数は変えていないが、安い店を選ぶなど予算を抑えるようになった」が49人となった。

物価高の影響を受けても以前と変わらない、または増えたという人は30人に留まっており、飲み会に対してもシビアな取捨選択が行われていることがうかがえる。

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飲み会への影響

■賃上げがあっても「生活はあまり変わらない」211人

ここ1~2年での賃上げ状況を調査したところ、「あった(生活はあまり変わらない)」という回答が211人で最多に。一方、「なかった」と答えた人は167人、「わからない」という人は85人。
「あった(生活が少し楽になったと感じる)」とポジティブな変化を実感している人は37人にとどまっている。

賃上げ自体は進んでいるものの、物価上昇のスピードが賃金上昇を上回っている、あるいは同等であるため、生活のゆとりには繋がっていない実態が浮き彫りとなった。

また、賃上げの有無を年収帯別に見ると、年収帯が低い層ほど賃上げがなく、また、賃上げがあっても生活が楽になっていないと回答する割合が多いことが判明。

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ここ1~2年での賃上げ状況を調査

■約5割が物価高の負担を「節約」でカバー、投資や副業は一部に留まる

物価高による支出増の主な補填方法として、圧倒的に多かったのは「節約で何とか対応している」で246人という結果に。次に多かったのが「貯蓄を切り崩している」で90人、続いて「株式投資など資産運用」が59人と続く。

「賃上げや手当でカバーできている」という人は43人、「副業などで収入を増やした」という人は26人となった。

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物価高による支出増の主な補填方法

■物価高補填、高年収層は投資で乗り切り、低年収層は節約や貯金切り崩し

物価高を補う方法を年収帯別に比べると、「節約」や「貯金を切り崩して」対応する人には年収500万円未満の層が多いという結果に。

一方で、資産運用で自ら資産を増やしたり、賃上げや手当という仕事の報酬で対応する人においては、年収が500万円を超える層の割合が増加。

年収が高い層は攻めの行動を実施するのに対して、年収が低い層では物価高に対し身動きが取れていない実態が浮かび上がっている。

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物価高を補う方法(年収帯別)

■2026年の物価高対策は「投資」「自炊」「副業」

2026年に向けた今後の物価高対策を尋ねたところ、「投資を始める/増やす」が105人、「自炊を増やす」が104人、「副業を始めたい/増やしたい」が102人と、ほぼ同数で並ぶ結果となり、「転職を検討している」という人も59人となった。

一方で「特に何もする予定はない」と回答した人は228人という結果に。

現状維持を選択する層がいる一方で、自炊という「守り」と、投資・副業という「攻め」の双方から対策を講じようとする層が明確に分かれている。

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2026年に向けた今後の物価高対策【調査概要】
調査概要:物価高とオフィスワーカーの節約に関する実態調査
調査方法:インターネット調査(QIQUMOを利用)
調査時期:2026年2月
有効回答:会社員500名(20~50代)

<参考>
フリーランスジョブ(Hajimari)『物価高とオフィスワーカーの節約に関する実態調査
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