■企業の学習管理はまだ過渡期、「対面研修」は昨年比7.3ポイント増
まず、企業における従業員の学習管理について調査したところ、対面研修や外部研修のほか、Googleフォームや紙のテストなど、さまざまな方法が併用されていることが判明。「対面での研修を実施」は、昨年の調査から7.3ポイント上昇した。企業教育のデジタル化は進みつつあるものの、現場では複数の学習管理手法が混在していることがうかがえる結果に。
従業員の学習管理について
■AI活用には課題も。「運用ルール整備」が大きな壁
企業におけるAI活用の課題について尋ねたところ、「AIの出力内容に不安があるから(43.4%)」、「運用ルールやガイドラインが整備されていないから(40.8%)」、「活用方法の説明・研修が不足しているから(36.7%)」が多く挙がった。AIへの関心は高まっているものの、企業の現場では運用体制や活用ルールの整備が課題となっていることが明らかに。
■学習管理システム(LMS)のAI活用はすでに拡大。85.5%がAI機能を利用
学習管理システム(LMS)に搭載されたAI機能の活用状況について尋ねたところ、85.5%が「活用している」と回答。企業教育の分野でもAI活用は急速に進んでおり、LMSを通じてAIを活用した教育の取り組みが広がっていることがわかる。
■企業がAIに期待するのは「教材作成」より「学習進捗管理の効率化」
学習管理システム(LMS)に搭載されたAI機能について、企業が重視する点や期待する機能についても調査を実施。企業が期待するAI機能として多く挙げられたのは、「学習(研修)の進捗管理の効率化」「学習者ごとの理解度分析・可視化」が上位となった。AIは教材作成に用いられがちですが、学習データを活用した学習進捗管理や分析の分野で期待されていることがわかる。
■導入の決め手は「自社業務に合う柔軟性」 昨年比5.9ポイント増
導入の決め手としては、「セキュリティ」「自社の業務に合った柔軟性」が上位に。昨年の調査と比較すると、「自社の業務に合った柔軟性」「機能の充実度」がそれぞれ5.9ポイント上昇。企業研修のデジタル化やAI活用が進む中で、企業ごとの教育方針や業務内容に合わせて柔軟に運用できるシステムが求められていることがうかがえ、「導入コスト」や「サポート体制」よりも、機能性やカスタマイズ性を重視する傾向が見られた。
企業研修のDXが進む中で、学習管理システム(LMS)には、教育内容の質を高めるだけでなく、企業ごとの業務や教育方針に合わせて柔軟に運用できる機能や安心して利用できるセキュリティなどが求められていることがうかがえる結果となった。
調査名称:学習管理システム(LMS)に関するアンケート
調査期間:2026年2月17日~20日
調査対象者:全国22~59歳男女合計412名
社内システム導入に向けた情報収集者及び決裁権保有者412名
調査方法:インターネットWeb調査
調査委託先:マクロミル
<参考>
learningBOX『学習管理システム(LMS)に関するアンケート』

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